山形、酒田、土門拳記念館

５時ちょうど、福島発。ただいま南陽付近のコンビニで一休み。さすがに山形は、平地でも紅葉が深まっていますね。
今回は、距離も２００キロ越えなので車で移動です。素直に国道１３号を北上します。

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１０時。土門拳記念館に到着。ここが今日の目的地です。
中村征夫写真展「海中２万７０００時間の旅」

水中写真家として、国内外の海を撮り続け、スチールだけではなく、ＣＭ撮影、映画、ハイビジョン映像など様々な表現手段についても、高い撮影技術を持ち、海から、この世界の実情を訴え続ける作家さん。少し前、茨城での展示会を見逃してしまい、ちょっとショックだったのですが、ここ土門拳記念館での開催となり、来てみました。
そりゃあもう、こんな綺麗な青を見せられたら、フラフラと引き寄せられてしまいます。
前にみた、月光写真のときと同じ衝撃。正直、足に震えが来ました。
この風景が、作者の空想の産物ではなく、この地球上に確に存在していることに、心から感謝したい気持ちでいっぱいです。
サイパン島、バンザイクリフの海の中、スポットライトと呼ばれる場所。日の光が岩の間から海中を照らし、漆黒の海に、その光のラインが青いオーロラを纏ったように浮かびあがっています。
すげー。もう、すげーよ。地球、ホントすげーよ〜！
この青。どうにかして身に付けたいなあ。

接写以外なら写真ＯＫとの事なので、撮らせていただきました。

一番右が、バンザイクリフでの写真。この大きさでも、その青が伝わってきます。
海の中を見つめ続けるカメラの目。その記録には、温暖化の影響なのか白く変色していく珊瑚の姿も。半年足らずでその様子を変貌させ、２度ともとに戻らない楽園を写した写真に驚愕しました。

こちらは土門拳さんの常設展示場。戦後の日本の人物と、数々の仏像を撮り続けた土門さんの作品が並んでいます。

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１時。記念館を後にし、隣接する池の遊歩道を歩きながら想いをはせます。この遊歩道のすぐそばに白鳥さんが２羽佇んでいるんですが、近付いても逃げるそぶりをみせません。白鳥さんは、もうシベリアから渡ってきたのかな？それとも仲間が戻って来るのを待っていたのかな？

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ここは、どこでしょう？

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２時３０分。
酒田･夢の倶楽「辻村寿三郎新作人形展」
山形県酒田市山居町1丁目1番20号

酒田の米取引を明治時代から見つめ守り続けてきた山居倉庫。その１５連倉庫の２室をギャラリースペースとしたのが、「酒田･夢の倶楽」そこで行われているのが辻村寿三郎さんの展示会。
ＮＨＫ総合テレビの「新八犬伝」の人形制作でその名を知られる作家さんです。
今回は、「人形展ジャポニカ」と名打って新作の人形を展示しています。
純和風なのに、ファッション雑誌のモデルのような雰囲気を持った人形達が並んでいます。

山居倉庫をぐるっと歩いてみます。建物の表面は黒墨色に落ち着き、庫内の温度が上がらないように日よけの役目を持つケヤキの大木が、背後に並んでいます。
時代の流れが染み付いた様は、弘前のレンガ倉庫を見たときと同じ雰囲気を纏っていますね。

ついでなので、倉庫の一番端、庄内米歴史資料館も見てきました。

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４時３０分。
飛鳥神社参拝。大和国高市郡飛鳥神社の勧請創社と伝えられる由緒ある神社…のわりには、ずいぶんひっそりと建っていますね。

色彩豊かなわけでも無いのに、強い存在感があります。社の建築様式に詳しくはないですが、かなり複雑で手の凝んだ造りです。
いつもの通り、今日の旅で見た聞いたもの全てが自分の血肉となるように、お参りいたします。

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５時３０分。
悠々の杜･温泉施設「アイアイひらた」
山形県酒田市山楯字南山32番地4

庄内平野を一望できる、小高い山の上にある温泉施設。
ナトリウム塩化物温泉で、やや黄色いお湯。切り傷にピリピリするお湯で、皮膚に良さそう。
施設も新しく、シャンプー、ボディソープなどの備品も揃っているし、サウナ、露天風呂もあるしで、庄内の夜景を見ながらのんびりとつかることができました。