新新宿駅企画課あるぷすひろば読んだよ〜。


クモハっ!(挨拶)節操無く無駄に知識を蓄えるオタクとしては、鉄ネタもそれなりに美味しいモンでして、普段から何かと見知りする機会が多いのですが、今回出会ったこのマンガは、群を抜いて節操ないですね。
新新宿駅企画課あるぷすひろば (CR COMICS)
日本一の乗降客数を誇る新新宿駅にある企画課、そこに配属された「鉄ヲトメ」“美那都みらい”が巻き起こす鉄ネタ満載のギャグコメディ。最近の萌一点張りの画風とはちがう、ギャグ寄りのキャラクター。(どちらかといえば「みつどもえ」に近いかな)広く浅く時々最深部を突く鉄ネタは、小ネタに笑って出せるぎりぎりの濃ゆさで、万人受け…とまではいきませんが、少しオタ趣味に走っている程度なら素直に笑えるでしょう…いや、好き嫌いはありそうだなあ〜。
鉄博も真っ青な新潟物産館を開いたり(展示品が実車とか)、甲種輸送ルートを自分の駅が通過するように書き換えたり(自分が通過する列車をみたいだけ!)、地下の待ち合わせスペースに足湯を建設したり(廃止が決定された列車の存続資金のため!)とかどんだけ権限があるんだか。それも自分の抱く鉄への情熱を昇華するためだけに行動する“みらい”その斜め上まっすぐっぷりに、感心するやら羨ましいやら。
開かず踏切、秘境駅など鉄にしか思い浮かべないようなネタをはさみながら、それでも実際に存在するスポット、車両、地域などを含み、ちょっと、見てみたい、乗ってみたい、旅してみたいという気分になるマンガです。

秘境駅の「男鹿高原駅」…私も行ってみて〜っ!