HTV技術実証機の最後の扉が開かれます。

annon2009-09-19

勝手に擬人化HTVシリーズですが、まだ続いておりますw
18日にドッキングした宇宙ステーション補給機HTVですが、すでに国際宇宙ステーション(ISS)側のハッチは開いた状態になっています。この先、HTVのハッチが開けられて初めて、輸送船としての真価が問われます。与圧は大丈夫なのか、積荷に異常は無いのか。荷物を安全に確実に運んでこその補給船ですから、最後まで上手く行って欲しいですね。

国際宇宙ステーションISS)に結合したHTV技術実証機は、飛行9日目の9月19日午前3時23分に補給キャリア与圧部のハッチが開けられ、同日午前3時25分、ISSクルーが与圧部内に入室しました。ISSクルーは入室と同時に与圧部内の空気の検査を行い、問題ないことを確認しました。
JAXAホームページ

おおおおっ!

なんか上手くいきすぎて怖いくらいなんですがっ!
公開された写真にHTVの内部が写っていますね。HTV補給ラックが見えています。7個並んだラックにはISSクルー用の生活必需品(食料、日常品など)が搭載されています。特に乱れた様子はないので、輸送も順調だったみたいですね。
完全に与圧された室内で、荷物がきちんと搭載されているってことは、生物を乗せて運ぶことが可能ってことです。もちろん、人間を乗せて運ぶにはさらなる安全性が重視されるでしょうが(もっともH−2Bの高加速に人間が耐えられるのかどうか不安)日本の宇宙技術が、また新しいハードルを乗り越えた証明になるでしょう。
あ〜、こんなに頑張っているHTVが、一ヶ月後にはゴミとともに大気圏で焼却処分されてしまうのが惜しいところ。せめて、野口聡一さん(12月よりISS長期滞在予定)が宇宙に上がるまで付けっぱなしにしてもらえないものかなあ〜。