今夜、HTVが国際宇宙ステーションから切り離されます。

HTV切り離し

また擬人化HTVでお送りしてまつ。それにしても、こう短命が前提の衛星って、日本の場合あまりないですよね。失敗して停止コマンドは…まあ、たまにあるとはいえ、大気圏投棄まで2ヶ月足らずで運用を終わらせてしまう機体ってのは、聞いたことがありませんでした。今後6年にわたって毎年一機づつ打ち上げが計画されていますから、技術実証機としてのHTV−1の功績は凄く大きいものになるでしょう。もちろん、安全に大気圏突入するまでが、今後の後継機への受け継がれる情報になるのでしょう。2号機以後は、もっとスムーズな運用が計られると思われます。

ライブ映像視聴中
デブリ衝突の可能性があるため、90分(ISSが地球を一周する分)切り離しが延長されています。HTVが接合されている部分は、ISSの進行方向に当たるため、細かい宇宙ゴミの衝突の可能性が高い場所でもあります。

作業用モニター画面のためあまり鮮明では有りませんが、カナダアームをつかって、徐々にISSから離れていくのが分かります。
最初ビール缶のように見えたものが、だんだん乾電池位に小さくなっていくのが見えました。これから突入まで、HTVの実証試験は続いていくのでしょう。後から来る後続機のために、可能な限り体を酷使して、データを集めていきます。