萌える現代美術と萌えるネコ?

水戸芸術館に隣接している塔

はい、どうにか帰ってきました〜。
今回は、お隣の県、茨城県で美術館をハシゴしてきました。

水戸芸術館「われらの時代」展
公式サイト http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html

しもだて美術館岩合光昭写真展“ネコ・ねこ・猫”」
公式サイト http://www.city.chikusei.lg.jp/museum/

最初に訪れたのは、水戸芸術館。去年「海洋堂の軌跡展」からの2度目の訪問です。
ここは、現代美術をメインに展示している美術館で、ユニークな展示会をするので、ちょくちょくチェックしています。

今回は、「われらの時代」展。地元の現代美術家を中心に、若手からベテランまで作品の手法にこだわらず集められています。
…ですが、どうやら私は、展示品に無意識に「萌え」を求めちゃうのか、そういう作品がある展示会に惹かれちゃうんです。(萌えが作家さんにとって賞賛の言葉になるのか微妙ですが…(笑))
今回の目当ては、櫻井りえこさんの絵画と、戸田和子さんの人形です。

会場での印象
櫻井りえこさんは、ダークな色使いの少女と、華やかな色彩の少女。どちらも見開かれた、こちらを射るような視線を持っています。挑発するようであり、こちらに驚愕しているようであり、驚きを表現しているようであり。
とても、可愛いのですが、その中に少しばかりの狂気が見え隠れしているようであり、引き込まれました。

戸田和子さんは、モチーフが妖精と、ファンタジーな雰囲気を持っているのですが、それを見せてくれる人形達は生々しい体をもっています。一分の隙もない肉体感が、確かにそこに存在している、息づいている存在感をかもしだしていました。可愛いというより、素敵でした。
人形って、上下左右、どちらからも見ることができるので、いろんな側面を見られて楽しいですね。でも、あちこちからジロジロ見ている自分を、人形達は奇妙な生き物がいる…って逆に見ていたのかも知れません。そんな感じがしました。

もちろん他の作品も楽しいモノばかりでした。現代美術は、ただ綺麗なだけの絵画や造形と違って、作品ごとに違うオドロキがあるのが楽しいんですよ。


さて、次。次と言っても水戸から40km以上離れている「しもだて美術館」こちらでは猫の写真展をやっているってことで見に来ました。
いやあ、もう、壁中、ネコ・ねこ・猫だらけ。よくある高級なお座敷猫ではなくて、ふつーの町中にいる野良猫ばかりの写真なのですが、もう、可愛いやら凛々しいやら。
日本の猫と、海外の猫(もちろん風景も含めて)半々くらいの数だったかな。ほんと、いろんな表情が見れて良かったです。思わず、写真集を買ってしまいました。

そんなわけで今回の旅も充実、充実。帰りは…実は埼玉のFM局、NACK5の番組「The Nutty Radio Show 鬼玉」ってのが好きで、これが聞けるギリギリの距離、地元まであと160kmってあたりで11時頃まで止まってました。(汗)


うう〜、玉ちゃんの話面白いよぉ〜。でも早く帰りたいよぉ〜。ああっ雑音っ。車戻してっ
!今、イイトコなのぉ〜。