東京、弥生美術館「松本かつぢ展」

クルミちゃんのコスプレ?美術館正面

東京都文京区弥生2−4−3
公式サイトhttp://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

東京文京区、東京大学弥生門のある閑静な路地。そこに弥生美術館があります。れんが造りの洋館、整えられた庭、周りの風景ととけ込んで、えもいわれぬ雰囲気を醸し出しています。

今回のお目当ては「松本かつぢ展」世代が違うので馴染みは無かったのですが、ネットで絵を見る機会があり、一目惚れしてしまいました。
松本かつぢ----昭和の可愛い!をつくったイラストレーター (らんぷの本―mascot)

年代別に並べられたかつぢさんのイラスト。少女雑誌に連載された繊細なカット。当時の流行の最先端だったアイテム類を手に持ち、明るくはつらつな女の子の絵。

そして、ユーモアあふれるマンガの世界。綺麗な少女を描ければ十分という抒情画の世界にあって、コミカルなキャラクターを描くことは異端の存在だったと思います。でも、そのセリフの端々にある読者を引きつける心情とテンポは、今の世代ですら共感を覚えるセンスがあります。

そんなユーモア作品の代表、くるくるクルミちゃん。3等身の女の子、クルミちゃんがころころと動き回ります。セリフの言い回しは、当時のものなのですが、それ故に大人びた言い回しをあえてしているような雰囲気がありました。


本日の後半戦。とりあえず高いところに登ってみようと六本木ヒルズへ。

森美術館公式サイト:http://www.mori.art.museum/html/jp/index.html
東京−ベルリン/ベルリン−東京展
ダ・ヴィンチ・コード

「日本におけるドイツ年」の一環として開催されている展示会。東京とベルリンの2つの都市での交流の記録。文化や芸術がそれぞれに及ぼした影響を展示しています。
作品自体は面白いものがたくさんあったのですが、いかんせん最初の弥生美術館で集中しすぎたためエネルギー切れでして…。ちょっと流し見でした。
こういう一人の作者さんにとらわれない展示だと、前に他の美術館で見た展示品にまた出会えるのが嬉しいですね。岡本太郎さんとか、名取洋之助さんとか。

ダ・ヴィンチ・コード展は…
全然読んでいないのでネタも分からない状態だったのですが…。映像作品がたくさんあって楽しめました。どちらかというと、映画版の予告編のような展示でした。


クルミちゃん、可愛い〜っ。私もこんな妹が欲しいなあ。