東京都現代美術館 カルティエ現代美術財団コレクション展

現代美術館入り口

東京都江東区三好4-1-1
公式サイト:http://www.mot-art-museum.jp/
カルティエ現代美術財団公式サイト:http://www.fondation.cartier.fr

東京都現代美術館。以前開催された「球体関節人形展」から2度目の訪問になります。現代美術好きとしては押さえておきたい場所。なお、スケールのデカイ作品を展示できるキャパを持つ美術館だけに、ブラブラ見て回るだけでも相当歩きますのでご注意。今回の展示でも、1階〜2階〜3階〜地下2階と歩きづめでヘトヘトになりました。しかも、常設展も1階〜3階とあるし…。

貴金属で有名なカルティエ。そのカルティエの文化的活動組織、カルティエ現代美術財団が収蔵する作品。その作品達の展示会が「カルティエ現代美術財団コレクション展」です。これだけ大きな規模の展示は日本初とのことで、期待も膨らみます。

流石に大きな作品が目立ちました。入り口入ってすぐから、ライザ・ルーさんの巨大な箱庭が。それも全てガラスビーズで作られています。芝生、草花、テーブルや食べ物。挙げ句の果てに物干し竿にかけらてたシャツや草刈り機まで…。

そして今回のポスターにもなったロン・ミュエクさんの巨大な女性が寝そべる像。
肌の質感、血管の浮き具合まで見て取れます。

今回一番惹かれたのは、デニス・オッペンハイムさんの作品。縮尺は小さいけど長〜いテーブルの両端に配置された50cmほどの人形。黒と白のスーツを着込んだ人形は椅子に座り、正面のマイクで遙か彼方の色違いの人形に向かって意味不明の言葉を応酬している。
その姿は、よくあるマンガのネタで、善悪の葛藤を天使と悪魔が頭の中で戦う…とかいうノリそのものでした。

たくさんの楽しい作品に触れられて良かったのですが…、最後の方のマーク・ニューソンさんのジェット機を模した作品(デザインはNASAのリフティングボディ実験機のようで好きなのですが)を見ていたとき、着陸脚収納部を下からのぞき込んだとき、監視員に注意された事…。
こういう立体作品は表面以外の影の部分も見られるのが良いのに、結構手抜きをしていない造形に感心していたのに…。ちょっとガッカリですね。触ったワケじゃないのになあ。


さて、今日の後半は秋葉原探訪ですが。

なんか駅の前で異様な人だかり。よく見ればメイドさんが写真撮影されてました。
最近の秋葉原は、ちょっと食傷気味で、昔ほどハマらなくなってしまいました。どちらかというと、メカフェチが萌えに目覚めた口なので…。



う〜ん、ホントは良く分からなかったです。現代美術って難しいなあ。あ〜、でもあの目玉(トニー・アウスラーさんの作品)が…、夢に出そう…(泣)