新津美術館「たむらしげるの世界展」

新津美術館入り口

美術館公式サイトhttp://www.city.niigata.niigata.jp/info/naf/
展覧会紹介サイトhttp://www5f.biglobe.ne.jp/~age1/tamura/

え〜、今年に入ってから3回目の訪問になりました。ここの美術館の展示は、私と波長が合うみたいで気に入っています。問題は、片道4時間以上かかる移動なんですが…。

たむらしげるの世界展」絵本、映像作家。有名なところではTBSのニュース番組、「ブロードキャスター」のオープニング映像や、TV情報誌「TV−STATION」の表紙イラストなどで知られています。そんなたむらさんの、イラスト、絵画、映像作品を多数展示しているのが、今回の世界展です。

第一展示室入ってすぐに、「ブロードキャスター」のオープニングを流すモニターが。「ああ、はいはい。見たことあるよコレ」と絶妙なツカミを見せてくれます。
奥では映像作品、「銀河の魚」「クジラの跳躍」がプロジェクターで公開されており、そのゆったりとした世界観に浸れます。
私たちと同じように生活しているキャラクターなのに、なにか世界を超越した存在感があり、その不思議さをあまり感じさせない…なんというか呑気さみたいなモノが漂っています。
そしてその、独特の色使い。単色で単調に見えて、実は様々な技巧、手間をかけて作り上げた青や緑。そしてそれを思い通りに仕上げるために、印刷所にだす指定の数々。物を生み出す強い力を感じます。

それぞれの作品に一貫して、同じキャラクターが代わる代わる登場してきます。それはまさに、たむらさんの「世界」その世界に語られるお話は、同じキャラクターで進められていきます。誰か一人、お気に入りのキャラクターを見つけておくと、なんだか友達探しをしているみたいで、楽しくなってきます。
私は…ロボットのランスロット君が好きですね〜。



わたしもランスロットくんと一緒です〜。