安彦良和原画展

美術館館内

11月3日〜11月30日
新津美術館 新潟県新潟市蒲ケ沢109
美術館のサイト http://www.city.niigata.niigata.jp/info/naf/
安彦良和原画展のサイト http://www.add-system.co.jp/yasuhiko/top.html

はい、もうすっかりおなじみの新津美術館です(笑)

安彦良和原画展」数々のアニメーション作品、特にサンライズの作品の原画を多く手がけ、また、漫画家としても数多くの作品を残している安彦良和さんの原画、約300点を展示しています。

第一会場では、初期のサンライズ作品、「わんぱく大昔クムクム」、「コン・バトラーV」「ライディーン」などから始まって、もうあるのが当然といわんばかりのガンダム関連の原画から、高千穂遙作品「クラッシャージョウ」「ダーティペア」まで。

割と暗めの背景の中に立つキャラクター達はその背景の色を受け、その存在を際立たせています。まるで、キャラクターの前に背景があるような…色彩調整のために色付きレイヤーを乗算モードで重ねているような(フォトショップ限定の説明でスマン…)そんな感じです。
特にハイライト部分。素直に白で表現するのではなく、背景が赤だったら、白と赤をバランスよく組み合わせハイライト部分を表現する方法なんかは、特に金属の質感などに際立った表現を見せます。たとえば…光り輝く金属が、夕日に照らされたとき、その光る部分がオレンジ色に輝く…そんな表現がさりげなく使われています。
それは、当たり前のことなんだけど、あらためてそういう表現を起こした実物を見ていると、すごい発見をしたかのような、そんな気分になります。

そして、硬い布地の表現。ガンダムキャラクター達の宇宙服など、その皮の表現、布地の表現がすばらしい…というよりなまめかしい感じですねぇ。


第二会場は、氏の漫画作品。「アリオン」や「ヴィナス戦記」から始まって、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」まで。原画だけではなく、漫画の生原稿まで展示してあります。
ペンではなく、筆で表現する漫画作品達。見慣れたペン画と違い、どこか生々しい。
それでも原画で見せたシャープな線画はキャラクター達を生き生きとさせているばかりではなく、その心情さえも映し出しているような気がします。

それにしても…アリオンとか、巨神ゴーグの田神悠宇とか、少年達の…こう、足がねぇ、みょ〜に綺麗でねぇ〜(汗)。若さというか、青臭さというか、瑞々しさがにじみ出ていて、同じ露出している女の子の足よりも…なんか、そそります。
足以外でも、筋肉質とぽっちゃりの絶妙な中間点みたいな、力強いんだけどやわらかそうな筋肉のつき方とか…。なんていうか、エロティックだなあ。
なんかこう、足ばっかり見ていた…そんな気がします〜。