企画展「見て、作って、遊んでたのしい ドールズハウスへの招待」

会場入口

2006年11月23日〜2007年2月12日
伝国の杜 米沢市上杉博物館
山形県米沢市丸の内1−2−1
公式サイト:http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/

ドールズハウス。日本ではあまり馴染みがないかもしれません。建物や部屋、そこに置かれた調度品などを小さく縮小して作り、それをレイアウトする事で、生活の場を再現するもの。実際のサイズの12分の1(国際的な基準)に縮小されていますが、精巧に作られており、まるで本当に生活しているかのように見えます。
2階建ての家も、両手で抱えるくらいの大きさしかありません。
もともとは、裕福な家庭で子供の教育用に作られたのが始まりだそうです。お手伝いさんが家の事をやってくれるので、生活に疎くなってしまう。でも、お手伝いさんを含めて、家全体で家族が、人間がどのように生活しているか、それを広い目で見ることで、日常的なマナーを学ぶ。また、社交的なマナーなどを学ぶ場としても使われたようです。

この展覧会では、世界二大ミニチュアコレクションの一部が展示してあります。
イギリスのヴィヴィアン・グリーンコレクション
アメリカのモッツ・ミニチュアコレクション

会場内、それほど大きくないのですが、それでもびっしりと展示されています。精巧に作られた英国風の煉瓦の家、また、西部開拓時代を思わせる、ちょっと荒々しい家。ライトも灯り、カーテンが引かれ、食卓には料理も並んでいる。人々が楽しそうに佇んでいたり、また、生活に追われ、疲れた顔覗かせてみたり…。影の方には、猫が歩いていたりと、見れば見るほどの発見があります。
持ち運びを考えて家の壁の一部が取り外されていて、中身が見えるようになっています。…ちょうど、ドリフのコントみたいだな…、コレ。
会場にいながら、イギリスやアメリカを旅行している気分です。しかも、現代ではなく、そのドールズハウスが作られた年代。ある意味タイムマシンに乗って世界旅行をしているようですね。
まさに、「見る」、「集める」、「作る」、「学ぶ」、「遊ぶ」そして「旅する」それぞれ6つの楽しみ方ができます。
最近では食玩のブームでいろんなミニチュアが手に入りやすくなってきました。それを機会に、ミニチュアの家を作り始めている人もいるかもしれません。ただ、いったん始めたら、終わりのない世界に突入してしまいそうですね。



ドールズハウス・ジャパン代表 新美康明著「ドールズハウスへの招待」
ドールズハウスへの招待―魅惑のクラフト (知恵の森文庫)
今回の展示されたドールズハウスが載っています。写真を見て、その世界の一部を知ることもできますし、ドールズハウスの歴史、楽しみ方も紹介されています。




さて、せっかくの米沢。なにかおみやげを買っていきましょう。

本家岩倉まんじゅう
住所:山形県米沢市中央3-6-21
甘酒まんじゅう 1個70円

糀入りの皮からほのかに甘酒の香りが漂ってきます。注文を聞いてから蒸してくれるのでほかほかです。ただ、なくなり次第終了なので夕方だと終わっているかもしれません。3時頃にお伺いして、ちょうど私の番で終わりでした。日曜日など、休みの日は2時頃にはなくなってしまうそうです。
手のひらに乗る大きさ。ちょうど中華まんを一回り小さくしたような感じ。ほんのりとお酒の香りが漂います。
食べてみて、香りほどお酒の風味はしませんね。日本酒が苦手な人も大丈夫だと思います。あっさりとした甘さの小豆あんが、やさしく口の中に広がります。
…。あやうく、おみやげの分まで食べてしまいそうになりました。やっぱり作りたては旨いです〜。



この暖かさは反則です〜。何個でも食べれそう。