ここからは、旅の日程をリアルタイムに書き出したいと思います。伺った施設などの感想は、後ほどお送りします。

強風と大雨の中、ドリーム号は順調に進み、今は東海道線の車内です。
天気は薄曇り。雨の気配は残ってますが、これから良くなってくる予報です。
横浜を過ぎてから車内はじょじょに混み始めてきました。

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8時30分。旅の安全を祈って三島大社にお参り。広い本殿は、圧倒的な存在感と、神聖な雰囲気に包まれています。
せっかくなんで、おみくじを引いてみる。ってまさかの大吉!
こりゃ〜縁起がいいってもんだ。
次は、目的地のクレマチスの丘に向かいます。

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クレマチスの丘、ビュフェ美術館です。
サイト:http://www.buffet-museum.jp/
「美術館に行こう!」ディック・ブルーナに学ぶモダンアートの楽しみ方展

現代具象絵画の巨匠といわれた、ベルナール・ビュフェ。彼の作品を専門に扱う美術館です。モノトーンで、鋭利な線で表現される絵は、不安・苦悩をにじませ、背後にある戦争を強く感じさせます。
今回は、企画展「美術館に行こう!」が目的なんですが…ビュフェの絵を見てから、ブルーナカラーを見ると、その鮮やかさの差異に、なんかクラクラしてきそうです〜。

ブルーナさんの作品「ミッフィーとたのしいびじゅつかん」ミッフィーが初めて美術館を訪れるお話。この作品をバックグランドに、子どもたちにより美術館と美術作品に親しんでもらおうとする展覧会。様々なモダンアート作品を、ミッフィーちゃんの解説を見ながら鑑賞します。
彼女の、見たまんまの素直な感想。そして、それを引き継ぐ詳しい解説文が、展示してある作品の見る方向を示しています。これは、ひとつの鑑賞マニュアルとして、面白い試みだと思います。
作品の隅には、ちいさいカードで、ミッフィーと両親の会話が交わされており、それもまた、作品解説の一部になっています。
作品の中には、なんと奈良美智さんのミニチュア作品も!
最後の方では、ブルーナさんの絵本ができるまでの行程が紹介されています。それにしても、ミッフィーちゃんが点描で描かれているなんて知りませんでしたよ。てっきりフリーハンドの線だと思っていました。

お昼は、美術館のそばのカフェで頂きました。テーブルの敷き布がスケッチブックになっていたので、イラストをひとつ描いていきました。
隣の席の女の子が、こっそり褒めてくれたみたいです。う、うれしい〜

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その後見つけた美術館…すげーすげー。はっきり言って目的が逆転するくらいの作品が見れました。〜ってバッテリーが無くなりそうなんで、また次にっ!

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宿に着いたので報告の続き〜。
K美術館
サイト:http://web.thn.jp/kbi/

陶芸家の北一明さんと、絵本画家味戸ケイコさんの作品を展示する美術館。
この、味戸ケイコさんの絵に心を奪われました。
なんというか、前に見た「やなぎみわ」さんの作品から得た衝撃に近いです。
やわらかい鉛筆のタッチで描かれた女の子。でも、その子の佇む空間は、広いながらも幣束感に満ちていて、抜け出せない魂の檻の中にいるような安心感と強烈な不安に襲われます。
まるで閉じた永遠。
その息苦しさと、ほのかな暖かみに目が離せませんでした。
あのこがみえる (日本の絵本)

館を管理している方に、撮影の許可を頂きました。
1階の風景

2階の風景

作品、青のかげり

なんかもう、今日はこれを見るために三島に来たようなものです。偶然の巡り会わせに心から感謝します。
これも、大吉のおかげかな〜。