はい、今日は日光への旅です。時刻は朝３時３０分。車を叩き起こします。

基本的にナビまかせ。今回は裏道なしで移動です。だいたい３時間…ってとこですね。

７時１０分。美術館の前までは来たんですが…まあ、まだやってないわなあ〜。
ここは日光でも、手前側なんですねえ。
…。よし！ついでに、いろは坂を登ってみるかあ〜。

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中禅寺湖、華厳の滝と見て来ました。華厳の滝では、小学生の集団と一緒でした。
やろめら、滝だけ見ながら移動してくるもんだから、後ろ向きでこっちにぶつかってきます。嬢ちゃんら、記念撮影もいいけど、すぐ後ろの私も一緒に撮る気かい？

さて、登ったらやっぱり下りでしょう！

よし、ここで地元しか知らないショートカットっ！…は、しませんよ〜。

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１０時３０分。小杉放庵記念日光美術館に到着。

「世界の絵本がやってきた　ブラティスラヴァ世界絵本原画展」
４月１４日〜５月２７日
美術館サイト：http://www.khmoan.jp/

スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァにおいて開催される世界絵本原画展。その２００５年受賞作品を中心に展示する企画展。
会場は３つのブースに分けられ、それぞれ、２００５年の受賞作品を展示する第１部。ブラティスラヴァ世界絵本原画展に出展した日本人の作品を紹介する第２部。隣国チェコで実際に発行されている絵本を紹介する第３部です。

なんというか、様々な作者さんの、いろんな表現方法に圧倒されました。
第１部に関しては…なんというか世界の表現方法がどうも、私の好みじゃない感じです。ちょっと重苦しい色使いだったり、世相の影響を受けた作品だったり。
隣国のチェコが、あのヤン・シュヴァンクマイエルの生まれた国だけあって、どことなくシュールな作品が目につきますね。
それでも、酒井駒子さんの「金曜日の砂糖ちゃん」が受賞作品に選ばれていて、その原画を展示してあったのが、ちょっとうれしかった。

第２部は、日本人のみの作品を展示するスペース。…。ああ、やっぱり和むなあ。
その中でも、成田雅子さんの「やくそく」と、はたこうしろうさんの「なつのいちにち」の原画に心奪われました。
雅子さんの油彩で描かれた、なびく草原。澄んだ湖面の美しさ。ガラスのような緊張感が漂いつつも、柔らかな草原に包まれた風景がストンと心に落ちてきます。
はたこうしろうさんの、水彩とガッシュで描かれた夏の風景。一見、アニメ塗りのような塗りつぶされた画風に見えるのてすが、その強烈な彩色のバランスが強い夏の陽射しを感じさせます。
高さすら感じさせる虚空の青。質量を持って迫る入道雲。強い塗り分けの中に、微かに残る画材の揺らぎ。大きな作品でも無いのに、無限の広がりで迫ってきます。
ぐるっと一回りしたのに、もう一度、作品の前まで戻ってしまいました。
思わずミュージアムショップで絵本を買ってしまいました。

そしてのんびりカフェで一休みです。コーヒーを飲みながら、ちょっと一描き。

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３時。日光東照宮にお参り。今回の旅の安全と、今日、見た聞いた全てのことが、自分の血肉となって、長く止まる事を願って。

ここでも、修学旅行なのか沢山の子供達がいました。沢山の学校。それぞれがグループ分けされ、それぞれに解説の方が付いているものですから、どこにいても、誰かが解説してくれるという、「なんだこのサービス過剰な雰囲気は！」という状態で、ちょっと得した気分です。