いわむらかずお絵本の丘美術館


おはようございます。只今早朝3時。ここは栃木県塩谷郡喜連川町。道の駅「きつれがわ」です。
結局、まだ帰らない事にしました。どーせ、朝帰ったって昼まで寝てるでしょうから。
今日の目的地。実は、日光と最後まで迷っていた場所、「いわむらかずお絵本の丘」です。
…。まあ、まだ早いのでもうしばらく仮眠します。持ってきた毛布は、昨日買ったお土産の、冷凍餃子がくるまってやがります。保温のためとはいえ、ドライバーより偉いんだよなあ。

7時。早々と到着。美術館に一番近い駐車場に車を停めます。
駐車場そばの、木のテーブルにスケッチブックを広げて、構想を練ります。BGMはウグイスの鳴き声。昔、子供会のキャンプの時にかいだ、懐かしい緑の匂い。霞みか徐じょに消えて、青を染める空…。背には暖かい陽射し。
…。眠いです。なんかもう、絵なんか描いている場合じゃないほどの環境ですよ〜。


いわむらかずお絵本の丘美術館
栃木県那須郡那珂川町小砂3097
「えほんの丘の絵本展」
前期3月1日〜5月27日
後期5月31日〜9月2日
美術館サイト:http://www.ehonnooka.com/
えほんの丘スケッチブック

八溝県立自然公園の中、のどかな田園風景を見下ろす丘の上にある美術館です。
14ひきのシリーズ、かんがえるカエルくんなどで知られる絵本作家、いわむらかずおさんの個人美術館。美術館だけではなく、農家体験や里山の散策など、自然体験を含めた遊びの場所として構成されています。
木材をふんだんに使われたロッジ風の建物は、丘のてっぺんに建てられ、自然の中に溶け込んでいます。

美術館の中では、絵本の原画や、今まで美術館周辺で行われたイベントの写真などが展示されています。

かずおさんの絵本は、この里山をモチーフにした作品が多く、その自然の描写は、そのまま、実際に周りにある植物、動物たちの素描からなりたっていて、ものすごい説得力を持って描かれています。まさしく、里山があってこその絵本。絵本のための里山です。

11時10分頃、水戸から来たママさんコーラスの皆さんが合唱を披露してくれました。中学校のPTAの繋がりでサークルを作って、いろんな場所の、ピアノがあって演奏出きる場所へ、バスで旅行しながら歌を歌っているそうです。この美術館にも、グランドピアノがあるホールがあります。観客は、私と、美術館のスタッフさんだけでしたが、すばらしい合唱でした。
歌いながらの旅なんて、とても羨ましいですね!

お昼代わりにカフェでコーヒーとケーキをいただきます。外に出れるテラスはサイッコーの眺めです!
いただいたのは、黒糖と木の実のケーキ。素朴な甘さが、風景とともに溶けていきます。


そして、テラスを外から眺めてみる。

1時。丘の周りの遊歩道をさんぽ。
小道、坂、木、小川のせせらぎ…そのすべてが、かずおさんの絵本に実際に登場しています。ここは絵本そのままの風景。
リスやムササビも身を潜めているはず。…ささゆりちゃん、いないかな。ぜひ、モデルになってほしいです〜。

1時40分。美術館を後にします。ホントに、来て良かった〜!