コミケ買いだし部隊強襲!+森美術館

annon2007-12-30

まだ、準備中ですが、今日の早朝に出発します。まあ、2日目ですし、それほど混まないだろう…ってことで、開場と同時に着くくらいの時間で動く予定。
今回は2日目、3日目とまわる予定にしてますが…正直それほど自分の中で大きなウェイトを占めているわけではありません。

なんていうか、自分の描く絵の方向性がイラスト系に寄ってしまい、コミケに見られるPCゲーム系画風や塗りに合わなくなってきたのが実感されるから。
コミケ全体での絵の技法がPCゲーム寄りにかたよっているし。まあ、これは、好きな作家さんの二次創作という側面がありますし、画風が似たり寄ったりになるのは仕方ないと思います。

ホント自分の絵をみてつくづく思うんですが、あまりにもまとまりすぎていて面白みが無い。描けば描くほど全体的なレベルは上がるのに、仕上がりの特出さは無くなっていく…。昔の絵のほうが、思いがけないライン引きをしていたりして、ちょっと悔しい思いをしたりします。

だから、ありきたりな2次創作だけではなく、きちんと独自の表現方法をもっている作家さんを中心に見て、その技法やラインを自分自身に取り込めれば…。自分の絵に、ちょっとした遊び(クリアランス的な意味で)を発生させることができればなあ…と思っています。

お昼頃です。西館で、おもに動物モノのポストカード、小冊子を買いあさっています。
買った物の一部

パッと見の印象だけで手に取っています。ですから、自分の絵と同じ路線や、これから進めていこうと思う路線が中心です。単体のキャラクターや、動物キャラがほとんどになってしまいました。
キャラクターの性格付けをするための情報。その情報量が少ない絵で、作者さんの個性を発揮するには、目鼻、口の位置や形など、絶妙なラインで構成するしかありません。そのなかで、一目を引く、多く買って貰うためには、完成された作者さん独自の配置を生み出すしかないでしょう。たぶん、そこには多くの時間が費やされているのでしょう。
完成された配置を生み出すには、常に同じ品質をキープすること。常に同じラインを通るように、筆を持つ腕の動きや、ライン取りの正確さを見抜く目の力が、高くなければなりません。

なんとなく、目指す方向かな…なんておもいました。



六本木、森美術館六本木クロッシング

コミケ会場を離れて六本木ヒルズに向かいます。
この展覧会は四谷シモンさんに人形目当てで、前から気になっていたのです。
プラモのカットモデルのように体の一部を切り裂かれた人形たち。体の内部には歯車などの機械部品が組み込まれています。そうかといえば。少し離れた場所にきちんと身なりの良い服を着た人形達がたっています。
それが怖いと思うのか美しいと思うのかは鑑賞者に任されています。
無表情に視線を泳がせる人形に…今日はあまり感情を見いだせませんでしたが、無機質の美のようなものを感じました。
それ以外の作品は、現代美術だけあって非常に難解で、無理に理解しようと集中しながら見ていたので、少しオーバーヒート気味ですw