コミケ3日目

annon2007-12-31

某道の駅。車中泊です。あいかわらずのカミカゼミッションです。経費は少なく、資金は多くがモットーです。
3日目ですから、自分の買い物以外にも頼まれている品もあるわけでして、大変ですわ。
さて、どうなることやら。

東京八重洲口6時30分発東京ビッグサイト直行便。これに乗って開場に向かいます。
東館前での入場待ち。開場が10時ですから、まだ余裕があります。ヒマをもてあましたのでラクガキ。今年のサブカル業界を賑わせたDTMソフト、初音ミク。の、ネズミバージョン。
昨日考えてた動物モノとの折衷案ですが、いかんなあ、オタク要素は消せませんw
さて、行きますよ。

3日目は…ある意味コミケの暗部。成年向け表現の同人誌を取り扱う日です。もちろん、それだけでは無いのですが。
表現の自由と、2次創作による原作の陵辱。そこに作品に対する想いがあるのは間違いないのですが、こう、胸を張って言えない部分があります。

ここからは私自身の主観。感想です。
コミケで多く取り上げるのがPCゲーム。いわゆる成年向け表現ゲームの2次創作です。そこは、原作の絵を描く一部の作者。客のニーズに応えるため、キャラクターは違えど同じ表現の塗りを行うフォトショップオペレーターがいます。
いわゆるメーカー側の人間が頂点にあり、2次創作作者はそこを目指して絵を描いているわけですが、売れる絵のパターンがほぼ決まっているため、似通った絵、彩色を持つコピー作品ばかりが並ぶようになります。
買う側の人間の趣向も影響しているのでしょう。売れる作者以外は目もくれず、目的の本が手にはいるとさっさと帰ってしまう購買側参加者。彼らの好みに合わせない限り、買って貰うどころか、見本を手にとって貰うことすらありません。
そして、安易な18禁表現。そこには性のパターンがあるだけ。ストーリーなどあまり関係有りません。

なんかもう、ほとんどの作品が同じに見えた。まるでアニメのシーンを編集して作り上げたMAD動画を見せられている気分。作者は違うのに、同じ表情をしている表紙のキャラクター。髪の毛の塗りの表現が全く同じで、違うのはハイライトの入れ方だけという塗り。

う〜む、もう少しそれぞれの作者さんは自分の色を出した方が良いんじゃないかなあ〜と思うんですが。それなりに大手の作者さんは、自分の個性をちゃんと出しているのに、もったいない気がします。

そういう私は、この日ほとんど「創作・少年」のブースにいて、その周辺を舐めるように見ていました。
買った物の一部。

デザインフェスタを知ってから、自分がマンガ・ゲーム系からイラスト系に趣向が変化しているのを感じます。
いろいろ御託は並べましたがw、昨日よりもたくさん買ってます。少し自重したほうが良いなあ。


今年最後の日の入り。ビッグサイト水上バス桟橋より。

今年は最後の最後で、自分の趣向が変わってしまったことに、私自身がビックリしてます。たぶん、この先ずっと、この趣向が続いていくのでしょう。もしかしたら、大きな転換点になったかもしれません。
来年も良い年でありますように。来年も良い作品との出会いがありますように…。