たどってきた道はムダじゃないって事。


学生時代、部活で山登りしてました。まあ、山登りするには重い体だったんで、パーティのお荷物でしたがw

見上げると、目的地になる山頂は遙か上で、雲に隠されて見えません。これからどんだけ登るんだろう…どんだけ疲れるんだろう…。だいたい無心で登っているときはネガティブな事ばかり考えます。

その時は、目的地までの肯定を逆算してみる。たとえば、頂上まで一万歩あると仮定して、この一歩。この一歩が無ければ、頂上にはたどり着けないんだ、大事なんだ!と考える。
そうすると、この先の辛さよりも、この一歩を前に出すことが頭の中にウェイトを占めてきて、気が紛れてきます。

そして気が付くと、今まで登ってきた道が遙かに遠くなり、目的地も段々と近くなってきます。
スゲーな私っ!とか思ったり。

でも、結局、頂上まで登りきれず、途中でキャンプするハメになった朝日岳でしたw。
でも、それだけ苦労して登ったから、今でも、あのときの雲海が鮮明に思い出せます。
朝日を浴びる雲は自分より遙か下。海のようにうねり、雲より高い山全てが、海に浮かび上がる小島のように見えたあの朝。

ガンバる事で、見ることのできなかった風景に出会えることもある。そう思いましたね。

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福島大学人間発達文化学類美術科4年生展「てん」
会場:福島市民ギャラリー

今日一日、市内をブラブラしたり、喫茶店や、公園で絵を描いていたりしたんですが、せっかくですから近くの展覧会にやってきました。
ちょうど市民ギャラリーで福島大学の卒展が行われていたので、お邪魔してみます。

なんというか、純粋な絵画は少なかったようなきがします。ミクストメディアが多かったかな?
そのなかでも、イナガキエリさんの作品、「ほんとのほんとはね、」に惹かれましたね。なんというか、私。こういう可愛い系に弱いです。
女の子が描いてあったから…という線もあるw