スレイヤーズ MEGUMIX

神坂一さん原作のライトノベル「スレイヤーズ」。１９９５年にテレビアニメ化されてから、主人公リナ役の林原めぐみさんが主題歌を務めていたシリーズ。アニメ版主題歌や、劇場版、ラジオドラマ、ゲームなどメディアミックスの中で歌われてきた曲、リミックスバージョンを含む全２９曲＋オフボーカルバージョン１３曲、ＣＤ３枚組というボリューム。
１９８９年の第1回ファンタジア長編小説大賞準入選って事から見ても、とても息の長いシリーズ。ライトノベルやメディアミックス戦略の一翼を担う作品で、文庫系オタクを大量生産してきた罪な作品。むろん、私がオタク化した理由の一つでもあり、原作初版から読み続けています。
アニメの方は、放送局の関係で殆どノータッチながら、世の声優ブームに乗っかり、林原めぐみさんのアルバムを買いまくっていたことや、アニメを見てもいないのにシングルＣＤはしっかり買っているという状態だったので、買ったＣＤをカーステレオで再生した瞬間、車内カラオケ状態に突入ｗ。いや、ほとんどそらで歌えると言うことに、自分自身でビックリしてもた。
なんといっても、驚異的とも言えるスーパーポジティブな歌詞。「背中をそっと押してくれる」なんて生やさしいモノではなく、後ろから問答無用で蹴り飛ばされた上に、爆風で吹っ飛ばされるくらいな強烈な後押し。止まるな！進め！世の中のすべてはアタシの思い通りになる！邪魔をするな！
主人公、リナの性格的な部分もありますが、まあ、若い頃の無鉄砲さとか、「もしかしてオレって最強じゃね？」っていう激しい勘違いを地で行くストレートさに、なんかこう、胸の奥がモヤモヤしてきました。
時には、激しく勘違いしてても良い！ゴールの先の先をこじ開けながら進んでいく。最強なオレ！…。そんな気分に浸れるアルバムになってます。
なお、車を運転中に聞くと、知らず知らずのうちにスピードが上がってまう。いくら最強でもお巡りさんには勝てませんので、ご注意をｗ。