ギャラリー「ときの忘れもの」

ジョック・スタージス写真展。
季刊エス7月号にも紹介された、ジョック・スタージスさんの写真展を見に行こうと思ってます。
んで、まだ行ってもないのに勝手にイメージ。

ジョック・スタージスは、北カリフォルニアやフランスのビーチでヌーディストとして暮らす人々を撮り続ける写真家。
(中略)
また、カラー作品を主とするようになってからは、きらめく光に包まれた空と海の透明感を見事にカメラにおさめ、澄み切っていながらも柔らかい空気感を持つ風景の美しさは圧巻だ。それは、ヌーディストとして生きる人々と同じ静謐で穏やかながら、鮮烈な印象を残す光景である。昨年、三年ぶりに開かれた展覧会の盛況を受け、今年も選り抜かれた20点余の作品を展示する。

季刊エス7月号紹介記事より抜粋。

なんかもう、今からドキドキしてますよ〜。

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いつもの高速バスあぶくま号で移動します。お盆休み前の単発旅なので日帰りのゲリラ旅です。あんまりあちこち出歩かないで、じっくり腰を据えて見てくるか、どこかで絵でも描いていようかとおもいます。
例の首都高タンクローリー炎上事故。あぶくま号の走行ルートからは外れていますが、それでも渋滞で30分程度の遅れはあるそうです。
はたして、どうなることやら…。

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お昼過ぎに到着しました。
マンションの一室(101って書いてあった)ですが、ちょっとしたログハウス風になっています。下の階が展示室で、上には事務所があるみたいですね。
ジョック・スタージスさんの作品。入り口入って最初の作品群はモノクロの写真でした。10作品くらいあったでしょうか。ヌード作品がほとんどでしたが、布をまとっている姿もありましたね。室内で撮られた作品が多かったような気がします。
天使の格好をして、天使の輪を頭に掲げた女の子が可愛かったな。

奥の一段広くなっている場所には、カラー作品がありました。こちらは…向かい合う壁それぞれに6作品と4作品。ビーチや屋外で撮られているものがほとんどでした。夕日に照らされた(活動拠点がカリフォルニアやフランスなので夕日だと思う)少女のヌード。(1作品、男の人も混じってたかな?)ヌーディストとして生活しているってことで、なんの気負いも無く、その肌を晒しています。かといって卑猥だとかエロスを感じるというわけではなく、言葉の誤解を承知の上で言うならば、幼い野生の動物が、水面で戯れている…そんな感じをうけました。
まるでドキュメント番組の一場面。大きく偉大な太陽は、その強い光をさんざんと浴びせ、幼い肌を照らします。強い光と小麦色の肌のコントラストが、ありのままの自然そのままで、なんかこう、「ああ、生きてるんだなあ〜」って感じでした。
ちょっと気になった子がいたので勝手にイメージ。

うろ覚えで描いているので自分の絵になっているのはカンベン下さい。あくまでイメージなんで。
前の日に何となく描いた絵と構図がダブった。他の作品が夕日に照らされて全体が赤く染められていたのに対し、こちらは太陽の光そのままに浮かび上がります。シッカリと影を落とした大地に立ち、太陽の光を全身に浴びて立つ少女。
あ〜、なんかコレ欲しくなったなあ。展示してある作品のサイズが大きめで…まあ、このサイズだからこその臨場感も当然あるんですが…飾る場所がなあ。

せっかくなんで、写真集「Misty Dawn / Portrait of a Muse」の予約をしてきました。本当は展覧会会期中に間に合うように発行されるとのことでしたが、印刷のリテイクがあったみたいで遅れているそう。写真集の見本を見てきたんですが、どうやら過去のモノクロ作品が中心になるみたいですね。

凄い貴重な時間になりました。アート作品というくくりが無ければ、見る者の感じ方がズレれば、児童ポルノと取られかねない作品ですが、人間もまた自然の中に生きる者として、ありのままを表現する生き方もあるってことに。その中で肌を晒していく生活スタイルもあるんだって事に気づかされた一日でした。
私?私は無理ですよ〜。ヌード作品を見に行くなんて恥ずかしいから、スーツでも着ていこうかなんて思ってたくらいのチキンですからw

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秋葉原に寄ってコミックマーケットのカタログを買う。
さっきまでの感慨が台無しだ〜!w
…なんというか。アートの現場から萌の奔流の中心点に移動してきました。サブカルチャーも、そのごった煮の雰囲気が良いのですよ。良いも悪いも一緒くたに混ざり合っている感覚が、その中にある光る物を見つけだす目力を鍛えるんだ〜って必死に言い訳してみる。
業が深いなあ〜。私w
と言うより、私ゃ荷物を重くしないと気が済まないんでしょうかね。また肩紐が食い込んでいます〜

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結局新宿周辺でブラブラしてました〜。紀伊国屋書店美術書コーナーとか。崖の上のポニョ関連の本も沢山あったなあ。思わず買ってしまおうかとも思ったんですが…これ以上荷物を重くしたら身動きがとれなくなるので断念。

今、物凄く何か描きたい衝動なんですが上手く筆がまとまらない感じです。どんなに作品を見ても、結局は自分で生み出さなければならないし、カフェとかで描くのは限界もあるし。でも、たぶんこのまま高速バスで寝っぱなしになると思いますが…明日までモチベーション保てるかな〜?
それにしても、新宿高速バスターミナルで案内アナウンスしている男の方。声が激渋なんですが。こんな良い声を持っていて、なんでバス会社にいるんだろ〜?

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帰りの高速バス。FMNACK5の鬼玉を聞きながら寝てますw今夜のマルケツは「スナックのママが飼っている九官鳥に言われた一言。」電波の影響で最初の1時間くらいしか聞けませんが、これがいつも楽しみです。車内は…激混みで身動きがとれませんねぇ。