せんだいメディアテーク、カフェピクニカアートルーム「エノマ」

annon2008-08-20

久しぶりに麻生日出貴さんの個展が開かれるので、仙台に行って来ようと思ってます。
ちなみにイラストは、ウチに来ている「kurosiro」ちゃんの勝手にイメージ。

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午前中、結構速い時間に到着するのでまずは「せんだいメディアテーク」に寄ってみます。

写★新世界 パリ、ニューヨーク、東京、そして上海
せんだいメディアテーク6階ギャラリー

写されたイメージに「真実」と「錯覚」を重ね合わせる技術ー写真は1839年にフランスとイギリスで生まれて、もうすぐ170年を迎えます。以来「幻想と真実の使徒」となった写真家たちは、未知の世界へと飛び出して世界中の自然、社会、遺跡、建築、民族、群衆、人体、また内なる夢を巧みに移しながら、歴史のページを綴ってきました。
(中略)
「写★新世界」は、光と影の冒険者たちに導かれる世紀の大旅行です。ぜひ会場で体験していただきたいと思います。
・パンフレットより


広い会場をコの字型にパーディションで区切り、そのパーティションの外周に写真作品が飾ってあります。4つの都市ごとに固めるのではなく、横に広く展示する方式ですね。それぞれの都市に限定した作品ではなく、都市の出身者が自由に撮った写真を展示してあります。(東京出身写真家が他国の写真を紹介してたりします。)
それぞれの都市の起点には、スタンプ(その土地をイメージした図柄)が置いてあり、入場チケットの後ろに4つと、アンケート記入時の1つを合わせて、5か所スタンプを押すようになっています。全部押すと次回半額〜って、なんかハンバーガーショップみたいなノリだなあ。
写真はモノクロがほとんどで、それが現実なのか、作られた風景なのか分からない感じがしました。
メッセージ性の強いもの…は少なかった印象ですが、ちょっとした幻想の旅のような雰囲気で楽しかったです。

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美術カフェ・ピクニカ2階、アートルーム「エノマ」

前に麻生さんからピクニカの上にギャラリーを作っているとの話は聞いていたのですが、今回が初めての訪問になります。
麻生日出貴個展“One”
8月19日から24日まで。

麻生さんいるかな〜と思っていたんですが、夕方3時ころまで不在とのこと。うわ、残念〜。

会場の雰囲気は、一番はじめに見たエディットと同じ雰囲気ですね。コンクリートの壁が良い雰囲気です。


パッと見、メディアテークで見た大きな作品が目立ちました。ただ、あのときよりも会場が明るいので違った印象を受けますね。あの時シンボルとして正面に飾ってあった、太陽みたいな子が角に寄せられていて、それが却って他の作品に目が行きやすいように思えました。
小さな作品も多く、本棚とか、カラーボックスの中にあったら可愛いな〜とか思いましたね。
その中でも、気になったのが…一人だけ後ろ向いている子。

最初、花のつぼみか、それともクラゲかと思ってしまいましたが(ゴメンナサイ…)まあ、そんなはずあるわけないよなあ、と見直してみれば、下のハネ具合が他の子の髪の毛と同じなので、ああ、後ろ姿なんだなあと…気付くのに時間がかかりました(汗)
明るいピンクの背景に、黄色の後ろ髪がポヤ〜っと浮いているので、なんか、このままフワフワ飛んで行ってしまいそうでした。
今までの絵は、正面の、「目」の描写があるために、なにか絵から伝わってくるものを無意識にくみ取ろうという見方をしてしまっていたのですが、この子に関しては、なんか気が変わったら本当に飛んで行きそうな浮遊感だけが伝わってきますね。夕方の海で、太陽が完全に沈むまでボヤ〜っとみているだけのような感じ…かなあ。


会場にあったスタンプは、アニフォト用のイラストに頂きました〜。うわ、コレ素敵です〜。
今回はお会いすることができませんでしたが、また次の機会がありましたら、お伺いしますね。