黒川温泉「山の宿・新明館」の朝

annon2009-02-08



東の空が白みだし、徐々に風景がモノトーンから色を持ち出します。大きな車が通ることは適わず、人もまだ出歩かない早朝。聞こえてくるのは川のせせらぎのみです。湯場から流れ落ちる源泉かけ流しのお湯は、朝もやとともに、新明館を白く覆います。
普段の生活に必ずある音、車、電気、仕事のための道具の音。すべてがここでは無縁、無音です。人の息吹だけが、静かに規則正しく響きます。

ええわあ〜。


新明館のご好意で、別館、「山みず木」を見せてもらうことに。
ちょっと、旅館の写真を撮ることを忘れてしまったので、露天風呂だけ。

渓流のそばを流れる露天風呂。この川は、別の支流からわざわざ引っ張って流れを多くした半ば人工の渓流です。これもすべて、良いロケーションのため。感動を与える風景のためだけ。

まるでマンガ日本昔話を思い出させる、旅館の前に広がる風景。段々畑と雑木林。かやぶきの休憩所が、昔ながらの民家のように建っています。