4コママンガ、さな☆とりの続き描きました。

annon2009-06-10

例によってピクシブに上げてます。アップを多くすると、歩行器をリアルに描かないといけなくなってきたなあ。アレ、機能を減らして構造をディフォルメしているから、絵として成立しているかどうか心配になってきた…。
それよりもなによりも、男性キャラが固まっていないのがモンダイだよなあ。描き慣れていないって部分があるんですが、どんだけ女の子に偏ったイラスト描いていたんだか。

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「4コマまんがの描き方」みたいなもの

私自身、4コマ描きに慣れていないので、システムや構造的な部分を、思いつくまま備忘録的にまとめて見ました。

・基本形態

基本的な形はこんな感じ。きらら系とか。タイトル枠があって、コマ4つ。それぞれが「起」「承」「転」「結」の役割になっていて、
・「起」物語の導入、つかみ。ネタ振り
・「承」導入を受けての説明や、つなぎ。
・「転」読者を引きつけるネタだし。場面転換。
・「結」オチ。話のまとめ。
こういう感じになるかと思う。最近の傾向は、明確な起承転結の流れを持たず、ゆるい展開をするマンガもありますけどね。

コマには視線誘導があり、基本的には(1)の様な右上から左下へ。もしくは(2)のような右から左へという流れを持っています。
矢印の流れは時間の経過も司っており、よほどの例外がないかぎり、右のキャラクターが先にしゃべり、左のキャラクターがそのセリフを受けるという形(時間の流れ)を持ちます。


すげーてきとーな絵ですがw…。
一コマ目は、右の白いキャラクターが喋り(1)、左の斜線のキャラクターが受けてます。(2)
二コマ目は、カメラアングルを二人の前方から撮影するよう配置して、斜線のキャラクターを右に置いています。カメラワークでキャラクターの配置を変えると、斜線のキャラクターが喋り(1)、白のキャラクターが受ける(2)という、上のコマとは逆の会話の流れになります。
三コマ目は、「転」。新しいキャラクターを登場させて、話を転換させます。この場合、二コマ目とは逆に、カメラを二人の後方から撮影したとし、新しいキャラクターを一番右奥に配置します。
四コマ目は、カメラを三コマ目とは逆の配置、新しいキャラクターの後方に配置し、新しいキャラクターをアップに、白と斜線のキャラクターを奥に配置してます。
・新しいキャラクターがアップになり、クローズアップされる。
・最初の二人の会話する順番が、三コマ目と四コマ目では逆になる。
という配置になります。

とりあえず、今の萌え系4コマまんがは、個性的なキャラクターが、その立ち位置や性格に乗っ取って他のキャラクターと会話し続けるというのが基本になっているような気がしますね。この会話による(ボケとつっこみ)話の流れを上手く回すには、ボケ役になるキャラクターをコマの右側に配置しなければならないので、効果的なカメラワークが必要になります。

この配置や間取りの取り方は、きゆづきさとこ先生のGA芸術科アートデザインクラス2を参考にしました。結構同じような配置でのストーリーの組み立てがみられます。
GA 芸術科アートデザインクラス (2) (まんがタイムKRコミックス)
カメラワークだけでなく、人物を歩かせて、(一コマ目だと、斜線のキャラクターが白いキャラクターを歩いて追い抜く事で配置を変える)右と左の立ち位置を変えたりもできますね。

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・時間の流れ

自分のネタで恐縮ですw
(1)だと「空想しているのが」→「女の子」という流れ
(2)だと「女の子が」→「空想している」という流れになります。
4コマまんがの視線誘導は、右から左への流れで一度止まってしまうことが多く、左側に描写している物が強く印象に残るような気がします。(1)だと女の子が、(2)だと空想のネタが印象にのこる…んじゃないかな?

さて、ここまでの話、かなり適当ですので、また見方が変わってしまうかもしれませんが、しばらくは4コマ修行が続きますので、その都度ネタ出ししたいと思います。さな☆とりともども、ヨロシクお願いします。