ジョック・スタージェス(Jock Sturges)写真集 LIFE〜TIME

annon2009-06-30


季刊エス23号の衝撃の記事からギャラリー「ときの忘れもの」での展示、そして、写真集、「Misty Dawn / Portrait of a Muse」の購入などずっと追い続けていたジョック・スタージスですが、フツーにamazonで新作売ってましたんで、ワンクリック即決しました。
Jock Sturges: Life Time
んで、家に届いたら箱がでかいわけですよ。

前に買った、「Misty Dawn / Portrait of a Muse」と比べてもこの大きさです。

カルフォルニアやフランスのビーチで、自らと交友関係にあるヌーディスト家族のポートレートを長期間にわたって撮影していることで知られる。8×10カメラで撮ったモノクロームが主であるが、カラー作品もある。家族の親愛さや温かさを表現し、ビーチで緩やかに流れる時間を感じさせる作風で、世界的な人気を有する。
wikiでの記事より

Misty〜と違い、カラーの写真のみで構成されております。柔らかな海岸の光がヌーディスト達に優しく射し込み、その肢体を浮かび上がらせています。少女が多いですが、成熟した女性、少年、青年、母など、さまざまな被写体にカメラが向けられています。
意識してポーズを撮っているモノもありますが、Misty〜と違って、扇情的なポーズではありません。もっと自然な、それでいて自らの肢体を誇示するような仕草。
大人達は、割と柔らかな視線をカメラに向けていますが、少年少女たちは、射るような視線を投げかけています。ヌーディスト達の肉体に対する感情や羞恥を知ることは出来ませんが、まあ、子供には、カメラマンは異質にうつるよなあ。
でも、中にはおしゃまな表情を浮かべるカットもあったりして、スタージェスさんが、きちんと信頼の絆を深めて、写真を撮っていることを伺わせます。
日が傾いて薄赤に染まる海岸の風景と、赤銅色に染まった肌の、似て非なる色のコントラストがすばらしく、また薄闇に沈む家や庭と、白い肌の対比など、人の肌の美しさが、これでもかっ!っと表現されています。少女が可愛いのはもちろんとして、少年がまたカッケーのですよ。なんだここは。フツーにハンサムばっかりじゃないか。やっぱ肌を晒すってことは、美への昇華みたいなモノが生まれるのかな。

写真集の中身をブログに上げると、さすがに法に触れそうなので、とりあえず勝手にイメージ

本当は折りたたみ椅子に座っているし、奥には両親らしき人も移っていましたが、面倒なので省略w

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しかし、何だね、今国会で児童ポルノ法の改正でもめてますが、宮沢りえさんの「Santa Fe」がダメなら、このLIFE〜TIMEなんてモロダメだろうなあ。
ちょうど国会で揉めてましたし、与党案になんかスゲー発言が相次いでいるようです。私自身根っからのオタクですし、芸術作品にも結構きつい表現のモノが多いので、鑑賞者、収集者として、「あんのん」の意見をまとめてみることに。
児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律
児童ポルノ」を定義付けの中で、あからさまに性接触を伴う1号2号はむろん論外。それはもう単純所持を規制されてもしょうがない。
ただ、3号については定義が曖昧すぎる。ここをきちんとライン引きしないとマジでジャニーズの上半身ハダカも規制対象になるわ。
読み手側の受け取り方も考慮せず、芸術性すらも無視され、写っているか、写っていないかだけで判断されたらたまらん。
なので、児ポ法の単純所持禁止について、第3号定義を拡大解釈することに付いてのみ反対します。
だいたい、本来肉体に付いているモノを規制してどーするよ。
もちろん、アニメ、ゲーム、絵画など、直接被害を伴わない作品について、規制を強化する事も反対します。それ言い出したら、会田誠さんとかものすごいヤバイし。(フツーに美術館で展示しているモノが児童ポルノ認定だったら笑うよな)
ただ、最近のエロゲーなどの表現や、購買に関する情報の露出(カジュアルさみたいなもの)は、そろそろ自重してもよろしいんじゃないかなと思います。ある程度の規制は、あってしかるべきなんじゃないかな。

うう、なんかここまで書いてて、オタク必死っっwwwwwとか言われそう(鬱

まあ、もし与党案が成立して1年以内に破棄を求められたら素直に捨てますwチキンなんでわたし。