麻生日出貴個展 sweet dreams

annon2010-10-22

アートルーム“エノマ” 宮城県仙台市青葉区一番町1−5−31
開催期間10月19日〜24日

え〜、何というか、お久し振りの更新となりました。とりあえず生きておりますよ〜。
いろいろと考えることがあって発信を控えていたのですが、久々の麻生さんの個展ということもあって仙台に出かけてみました。

エノマに来るのも久しぶりですね。小スペースのギャラリーが持つ、展示された作品との距離感の近さがより作品に感情移入しやすい空間になっています。

ただ…。今日は何となく、すんなり入り込めない感じがしまして。それは、私自身の見方のせいなんですけど。なんというか、純粋すぎる子供の目を直視できない、居たたまれなさみたいなものが渦巻いていましてねぇ。変に構図や描写、前回の展示との違いみたいな、ある意味余計な部分ばかり探そうとしてしまいました。
絵を見ることは、その時の精神状態で印象が左右されることが多いので、ちょっと疲れているのかしら、今日の私。
ただ、その後の麻生さんとの話の中で、自分でも気づいていない内面みたいなものに気づくことができたのが幸いでした。やっぱり誰かと話さないと自分自身って気付けないものだなあ。

そんな中、気になったのがコレ。

目が直視できないからって後ろ向きかよっ!ってわけでもないのですが。(笑)精神状態的な後ろ向きを感じていたわけではなく、この絵には「もっと先」を見つめている感じを受けました。それは目標だったり、未来だったり、明日だったりするのでしょう。
そんな訳もあって、この絵を私ん家に連れて帰ることにしました。麻生さんの作品は3つ目になります。あの会場での気持ちみたいなものを、一緒に連れて来てくれたら…なんて思っています。