コミックマーケット拡大準備会

[イベント]コミックマーケットC80拡大準備会参加!
会の内容に関しては、もっと詳しく書いてある方かいらっしゃるでしょうから、かいつまんで感想まで。

3月の大震災があり、一時期は会場のビッグサイトにまで避難の方がいらした状況もあり、開催されるかどうかやきもきしていたコミックマーケット。ですが、無事サークル参加も果たし、予定通りに拡大準備会も開催され、着々と夏の戦場に向かって準備が進められています。

今回のコミケは、あれだけの災害の後だけあり、いつも以上に注意しなければならない点があります。
まずは、自分の身を守ること。場所が場所だけに、地震津波が来たら帰宅困難者になってしまうかもしれません。そのため、水や食料(カロリーメイトなどの固形食など)は持参しておいた方が安心です。
とはいえ、東京湾の中にある会場ですし、津波に関してはそれほど気にする必要はないみたいです。準備会としては、まさかの時のために避難経路はシュミレートしているとのことですが、目的の本を前に逃げることができるのかオレら(笑)たぶん最後まで列は乱さないと思うなあ。
また、地震に関しては…あれだけの男波に耐える会場ですから問題ないとのことです(笑)

ただ、一人一人があの災害の後だ、ということを肝に銘じて参加することが大切だと思います。こういうとき心の救いになるのは、準備会が、「全員無事に家に帰りついて、戦利品を読めるようになって欲しい」と心から願っていること。家に帰るまでがコミケ。たとえ地震津波があったとしても。という信念のもと、想定外についてもきちんと準備している準備会に頭が下がります。

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もう一つ、大きな問題は、例の都条例改正です。東京都青少年の健全な育成に関する条例です。
とはいえ、現状では、未成年に対し、成人指定の作品を「見せない」「販売しない」というゾーニングをしっかり行うことで、今回の事態はかなり回避できます。また、18禁マークのように、成人指定であることをきちんと分かるように表記することが大切になります。
私たちサークル側が心にとどめておかなければならない事は、最終的に責任を取るのは、「販売した(閲覧させた)サークル参加者」ということです。
コミケ準備会やスタッフさんは、そんな事態が起こらないよう、役人や警察と協議し、説明し、コミケのこと、活動してきたことを知ってもらうことで余計な混乱を起こさないよう動いています。ですが、サークル参加者側で好き勝手してしまえば(未成年に販売、性器修正の甘さ、コスプレ写真集での過度な露出など、売れることを第一とする考え)捕まっちゃうのはオレらですからねっ!そんときになって、準備会に文句言っても無駄ですからねっ!
前にも書きましたけど「青少年育成条例包括指定の内容その1」によると、東京都は、有害図書についての明確な規定を決めていない地域「包括指定なし」これは、役人の気分次第でいくらでも規制内容が変更できる危険さを持っています。そこでサークル活動するってことは、結構危険なことだってことを認識しないといけませんぜ。

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とまあ、いろいろ書きましたけど。今回参加して思った事は、どんな未曾有の事態になっても、創作したい!発表したい!という私たちの気持ちを汲んで、準備会が粛々とコミケを続けていることに感謝する気持ちです。今回特に、「参加者に無事に家まで帰ってほしい」という準備会の想いをひしひしと感じることができました。敵は地震かも、津波かも、国家権力化も知れません。ですが、不用意に戦うことなく整然と我を通していく。それこそ創作活動ではないかな〜と思いましたよ。ほんと、無事にイベントが全うできるよう、心から祈るばかりです。

もう一つ。今回のコミケでは、長年行われていた「森林保護募金」を中止し、被災地支援の募金を行うことになっています。被災県在住として、ほんと、心から感謝いたします。