栃木でコスプレ撮影会をする - 旅するアニフォト　あんのんブログ

撮影場所　栃木県那須烏山市　竜門の滝

 コスプレイヤー　
 艦隊これくしょんより
海風役　八田みこさん
吹雪役　フラーレン葉桜さん
深海棲艦役　ハクカさん

今回の撮影会は、栃木県那須烏山市の、竜門の滝で行われました。
那須烏山市にはカメラマン、ハンドルネーム「こんぺいとう」さんがおりまして、おもにコスプレイヤーを専門に撮影しております。私はこんぺいとうさんのＡＤ（？）として、今回も人間ライトスタンドとして同行しました。
今回は３人もコスプレイヤーさんが集まってもらって…。３人もいるのに３人とも女装コスプレイヤーという…。なんだろう、この不思議な空気感。
竜門の滝には、朝の４時から。繰り返しますが朝の４時から撮影の準備をしておりまして、明け方、明るくなったと同時に撮影という形になってました。４月の明け方ですよ。滝をバックに撮影するんですよ

死ぬか！！

と。

みんな艦これらしく、手作りの艤装を背負っているんですが、あまりにも寒いので肩口の震えが艤装に伝わって、まるでタービンを回しているかのようになっている。吹雪の煙突が、海風の煙突が、タービンエンジンを回しているときに発生する振動を伝えているかのように小刻みに震えているという…あまりにもリアリティ（？）な空間が演出されています。

そんななか始まりましたよ。
竜門の滝は、滝正面に砂利が重なった中州があって、そこまで人工の踏み石でいけるようになっています。そこに荷物を置いたり、簡易的な休憩所になるように、シートをしつらえての撮影になったんですが、撮影となったら「滝に向かってバックしていけ。」となるわけですよ。滝の迫力を演出として撮るなら、滝に近づいていけっていうわけですよ。最初は深海棲艦のハクカさんが被写体になっていたんですけど、いい絵を撮るためには滝に向かってバックしていくわけですから、せっかく履いていたロングブーツが、明らかに浸水しているんですよね。
「さがってさがって」
「さがってさがって」
「さがって、そこでポーズ」

って、浸水してるじゃん！

４月の明け方。しかも滝ですよ。その上ロングブーツに浸水ですよ。ハクカさん自身も「もう、いいんです」みたいな感じでしたけど。マジか…さすがコスプレ魂。まあ大変。まあ震える
撮影方法はスタンドに立てたアンブレラにストロボの光を当てて拡散させるやり方を取っていたんですが、そのストロボに赤いセロハンを貼って、反射光全体を赤くして効果を出してましたね。なんか、怪しい感じが出ていたんじゃないかと思います。

続いて、吹雪、我らがブッキーの葉桜さん。ブッキーは、もともとのキービジュアル、２連装砲を構えるあの格好を基本にしながら撮ってたんですが、そこに海風が割って入る。みこさんの演技指導が始まり、葉桜さんの体の位置を微調整にかかってくるんですよね。足の角度とか腕の向け方とか腰の位置とか顎の引き方とかを矯正していくんですよ。まるで全身縄で縛りあげるかのようにポーズを固定していく感じなんですよね。足を縛って、手を縛って、腰を縛って、四方八方から引っ張り上げるように矯正していくわけですよ。「それ、葉桜さんきつくね？」って感じ。
みこさんは、基本、女性のポーズがどういうものか頭で完全に理解している節があって、女性の悪気のないあざとさが見えているんですよね。女性らしい線の見せ方が見えている人なんですよ。だから演技指導が厳しい。でも、男の関節、骨格だから無理なものは無理なんですけど、その無理を強制してくるんですよね。もうブッキーはもう、緊縛状態。ぎりぎり縛られていく緊縛状態で撮影されていくんです。

今度はみこさんの海風の撮影が始まるんですけど、なんというか女性のラインを知っている人だから、ポーズが決まっているんですよ。なんだろうこの感じ。「もしかして、女性の骨格しているんじゃね？」って感じなんですよ。「骨盤開いているんじゃね？」って感じなんですよ。わかってもらえるでしょうか。何かの機会に見てほしいんですけど、男性なら、直立で立てば足は股関節で閉じてしまうでしょう？女性なら、骨盤が広いから股関節で閉じるんではなくて、股間に空間が生まれるわけじゃないですか。みこさんは、足の位置が広い位置に見えるんですよ。いや、たぶん演技ですよ？実際は男性の骨格をしているんですから。でもそう見せてしまう感じがあるんですよね。だから、ややかがみ気味のポーズで内またになるものだから、まあ、女の子っぽく見える。
撮影中、いろいろポーズを撮っているなか、途中から着弾と発砲を付けたそうって話になりまして。
着弾と発砲？？
ようは海風の前方と後方から、バケツで水しぶきを作って、あたかも着弾と発砲をしているかのような演出をしてみようというわけですよ。正面、向かって左気味に立って、２連装砲左に構えている海風の、被写体のさらに左奥から着弾を狙った水を大きなバケツでぶっかける。右奥から、発砲を狙って細くすぼめた水をぶっかける。もちろん、海風に直接ぶっかけるわけではないですが…。
写真でしょ？絵ではないわけですよ。そこには「自然のいたずら」が存在するわけですよ。たまたま上手く撮れた。ってことがあるわけですよ。だけど今回はそうじゃない。「自然のいたずらを狙って何度も撮る」というまるで人海戦術。
「水が高い」
「水が低い」
「水が早い」
「水が滝に消されてる」とか。何カット撮ったものだか。

それが終わったら、水辺でこけたブッキーと撮りたいと。繰り返しますが、水辺でこけたブッキーですよ。つまり、４月の滝の水辺に、お尻を付けた葉桜さんを撮影するわけですよ。本当に体はっているなあ。
雰囲気的にはコケて「てへへ」って感じのノリで撮影したいってことだったんですが…。ここでもみこさんの演技指導が入るわけですよ。例の綱が。、緊縛が。もうなにか亀甲縛りのようなものが見えましたね。見えない縄が全身を縛り上げ、四方八方からギリギリとポーズを強制していく…。演技指導すげえな…本当に荒縄がみえるようだ…。

今回の撮影で、やっぱり偉いなあと思ったのは、みんなファイルにイメージカットを用意してあるんですよ。切手２枚分のスペースに縮小したイラストに、「背面構図」「対面構図」「近距離、遠距離の複合」とか書いてあって、撮影の基礎になるポーズ集を自作で持っているんですよね。ただ、にこやかに微笑んでいる絵を撮影したいんじゃなく、艦これなら艦これ。きちんとシーンを想定して取りたいっていう準備が、あらかじめ用意されているんですよ。その雰囲気作りがきちんとした撮影に出るんだなあって感じましたね。

他にも何点か撮影したんですが、長くなるので割愛。
それ以外にも八溝嶺神社っていうところにもいったんですけど、そこの桜が中途半端に葉桜でして、撮影には向かないってことで中止。人も多くいましたからね。今日の撮影は、滝中心になりました。

しかしねー。海風のミニスカート、オーバーニーのコスプレに、普通のパーカーを来た、みこさんがねー。女の子にしか見えなくてねー。この人恐ろしいなーと思った次第ですよ。

途中で消えちゃうかもしれませんが、コスプレ撮影の様子を３０分も永遠としゃべり続けたニコ生のタイムシフトがありますので、併せて聞いてみてくださいね
http://live.nicovideo.jp/watch/lv259799434