狂気の映像魔術…なのか?

新津美術館

今日は隣の県、新潟県新潟市の新津美術館に行って来ました。

チェコシュルレアリスム 造形と映像の魔術師シュヴァンクマイエル
平成17年11月12日(土曜)から平成18年1月15日(日曜)まで 
http://www.city.niigata.niigata.jp/info/naf/index.html

ことの始まりは、お邪魔している画像掲示板「萌え連」がらみで、シュヴァンツマイエルを紹介してもらったこと。ちょうど隣の県でやっている…とはいえ、片道4時間はかかりました。
行く途中のラジオが、積雪3m(!)で村が孤立(!?)している…とか不穏当な事ばかりレポートしてきます。え〜、無事にたどり着けるんだろうなあ?もしや、美術館が雪に埋もれて閉鎖…って事はないだろうなあ。とか思いながら向かいました。(汗)

ヤン・シュヴァンクマイエル。絵画だけではなく、造形、アニメーションまで手がける作家と言うわけで期待して行ったのですが…なんと言おうかアレは。
ある意味童話的なモチーフなのですが、ヘンにディフォルメしていない分、表現がストレート…というより暴力的で、眉をひそめることしきりです。
様々な動物の、体の一部分を組み合わせて作り上げた、この世に存在しない生き物。人の体の内蔵や骨格を組み合わせて作られた動物たち。滑稽だが、どこか陰湿な印象を与えるアニメーション…。

なんというか…ああ、自分の絵にヘンな影響を受けないといいなあ(笑)とか思っちゃいました。
コレに影響を受けると、その道を突き進むしかなくなって、いままでの「萌え」とかの感覚が全て消失してしまいそうです。

でも、一回くらいはこの雰囲気で描いてみてもいいかなあ〜とか思っていますけどね。

美術館としては、ユニークな建物で、展示室への階段そのものが現代美術的な感じ。たとえるならば…歌手が歌うステージとかで、高いところからスポットライト浴びつつ降りてくる階段があるじゃないですか。そんな階段が、エントランスと展示室をつないでいます。
階段にこだわりがあるのか、トイレに行く途中にも階段があったりして、バリアフリー的には不向きだなあ〜と思いましたけどね。

不満…って言うほどのものではないのですが、軽食ができる施設がなかったこと。コーヒーラウンジはあったんですが、ランチメニューくらいは用意して欲しかった。
私って、美術館でランチするの好きなので。なんというか、ハイソな気分が味わえるじゃないですか。素晴らしい作品、美味しいランチ。これぞ、至高の時…な〜んて。

とりあえず、カフェラッテを味わいながらパンフを眺める所まではやってきましたが、お昼時を過ぎてからの見学…お腹の虫が気分を台無しにしてくれやがりました。

しかも近くで食べられるのは、物産館の食券そば(もしくはうどん)
まあ、美味しく頂きましたけどね。(笑)


新津美術館
〒956-0846
新潟県新潟市蒲ケ沢109番地1
TEL 0250-25-1300
FAX 0250-25-1303