レビューです

コッペとお弁当


田口仙年堂著 コッペとBB団その2
ファミ通文庫公式サイト http://www.enterbrain.co.jp/fb/
コッペとBB団 その2 (ファミ通文庫)

ライトノベル好きには、「吉永さん家のガーゴイル」の作者と言った方が聞こえが良いかもしれませんね。そんな田口仙年堂さんの新シリーズ、「コッペとBB団」の第2巻です。

ある事件をきっかけに世界中にばらまかれた未知なるエネルギー体「ディストーン」。それを得るために正義の味方と悪の組織が日常的に戦っている世界。そんな中に突如現れた女の子は、悪の組織の最終兵器!でも、外見も中身も5歳児のまま。

とはいえ、壮大な話は一つもなく、しがらみとプライドに縛られっぱなしのヒーロー達と、妙に所帯じみている悪の組織…コッペ達が所属しているのも悪の組織なんだけれども、日常運営に必要な物資を調達する目的の「生活課」。言うなれば、学校の中の購買部のような所だったりします。

第2巻では、幼稚園に通うことになったコッペ。楽しみにしていたお弁当が実は…と、いった内容です。
悪の組織の中でも、純粋にまっすぐ育って欲しいと、1巻目以上にコッペを見守っていく登場人物達。むしろ正義や悪のしがらみすら捨てて…なんて感じなんですが、そこはライトノベルなのでかる〜い雰囲気で、テンポ良く進んでいきます。

ライトノベルは絵で買うっ!の方針の私ですので、むろんこの作品も表紙見ての衝動買いでした。(笑)



お弁当…良いなあ。わたしもコッペちゃんと一緒に食べたいなあ。