「hideki asou in halte」

入り口前の表札?

2007.3.12(月)〜24(火)場所 
ショットバーhalte(アルト)
19:00〜27:00(日祝休)
仙台市青葉区国分町一丁目3−12 外階段上がって2階

今回は夜のアニフォトです。
東北を代表する繁華街として有名な、仙台の国分町。仕事帰りの高速バスを降りた瞬間から、スーツ姿のほろ酔い加減の人々や、ラフな格好の若者がたくさん目に付きます。
そんな繁華街から少し離れ、それでも大きな通り沿いにある建物の2階。ショットバーアルトが今回の目的地。

「hideki asou in halte」

なんか、すっかりおなじみになってきました。麻生日出貴さんのコラボレーション展示会。前回のペットショップに続いて、今回はショットバーです。
正直なところ、入るまでは、中の様子が予想できませんでした。麻生さんの絵は、パッと見、小さい子供のように見えるもの。それが、お酒の席に置いてある…。はたして、どんな感じなんでしょう…。

とりあえず、中の撮影許可ももらっているので、写真をアップしてみました。
なお、写真は色調の編集をしています。実際の色、コントラストとは多少違っていますが、雰囲気だけでも伝わればと思い調整しました。


白い壁は全体的にシャープな印象を与えます。壁のアクセントになっている、上着かけにもなるフックは四角い金具で、等間隔に並んでいてモダンな印象。奥にある小さな薪ストーブが自然なオレンジを灯し、それ以外の照明も白熱灯の柔らかいオレンジを放ちます。
絵の子たちは、前作よりもさらに淡い境界線で描かれ、照明のオレンジに照らされ、その色に色彩を染められ、とけ込みます。

ああ、これは十分、アリなのかな。

マスターさんが、常連らしい方に「店、どこか違っているけど、分かる?」って聞いていたこと。なんとなく、その一言に集約されているような気がします。
常連さんでも気が付かない。初めてのお客さんは気を留めない。それは、店の演出として始めからそこにあったモノのように感じる違和感のなさ。
暖炉、照明、壁やドア、テーブルや椅子の配置。その延長線上に絵があるかのよう。

もちろん、この店の、元から持っていたキャラクターの良さ、さりげなさもポイントが高いです。私のイメージするショットバーは、壁一面にお酒のボトルや、グラスが並べられている…というもの。ですが、このアルトには、必要最低限のグラス、ボトルがカウンターに置かれているだけ。後は、背面にある収納棚に納められています。

視線を釘付けにするものが少ない。照明の演出、カウンターの演出。そこに絵がプラスされていても、いたずらに視線を固定させない。あくまで自然。あくまでさりげない。

正直、これが期間限定なのが、もったいない感じですね。

今日は、なんと麻生さんにもお会いできました!正直、知っている人が誰もいなかったら適当に時間つぶして帰ろうかとも思っていましたが(汗)いやー、仕事帰りに高速バスに飛び乗ったかいがありましたね。
宮城県立美術館の企画展に参加している、樋口佳絵さん。
この会場でライブを行う小泉やよいさんにもお会いできました。(ライブ当日に参加できないのが残念です!)
あとは、アルトのマスターさんも。
いろんな方にお会いできた、貴重な一日を過ごさせていただきました。ほんとうにありがとうございます。