さて、3日目です。今日は〜まだどこに行くか決めていません。

前の2日間が物凄く濃い内容でお腹一杯になっているのと、今日の深夜、夜間高速バスで帰るという、ハードスケジュールなので、あまり無茶できないんですよね〜。

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西武新宿線上井草駅ただいま10時。今日の目的地は、ちひろ美術館・東京に決めました。

別冊太陽 いわさきちひろ

ちひろ美術館サイト:http://www.chihiro.jp/
自宅兼アトリエだったこの場所を改装して美術館にしたもの。中は割と広く、バリアフリーな設計になっており、見やすい空間です。受付カウンター入ってすぐがカフェと言うのが、この美術館の性格を表していますね。美術館をもっと親しみのある空間、入りやすい空間にしたいという感じでしょうか。「まあ、とりあえずお茶でも一杯」と言われているような感じもします。

ちひろさんの生涯を紹介する1階の展示を見てきました。とりあえず、コーヒーを飲みながら一休みです。
ちひろさんは、生きていれば、うちのじいちゃんばあちゃんと同じ世代でした。
再現されたアトリエに、今も現役の時計職人の、じいちゃんの仕事場が重なります。

1階の展示室1を見て、ちひろさんの絵が、「和かなの書」の影響を受けていることを知りました。
点で線を引くディック・ブルーナさんと、書で線を引くちひろさん。今回の旅は、ある意味対極にいる二人の作品に出会う旅です。

…それにしても…ちひろさんの描く子供たちは、なぜ、口を開けて笑わないんだろう。

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2時。お腹が空きました。館内のカフェで軽めの昼食です。今日はもう暫くここにいたいと思います。
具だくさんのタルトと飲み物のセット

今まで見た物、体験したことを、ゆっくりと整理していきます。陽射しは適当に遮られ、ほどよい温度。オープンカフェのテーブルは…混んでなければお昼寝にちょうど良いです。
飲みかけのコーヒーが無くなるまで…待っている人ごめんなさい。もうちょっと、この場所をください。
コーヒーの香りとともに、気持ちがゆっくりと昇華していきます。

食事が来るまでの待ち時間で描いていた絵。もちろんこの場所だけで描いたのではなく、美術館に来る前の朝食時に描いていた分もあります。

4時前、会場を後にしました。沢山の想いを吸収できました。

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そして…。
秋葉原ですよ奥さんっ!せっかく昇華させた想いを、お礼3倍返しでサブカルに染めあげる気ですよこの男はっ!!

…只今5時30分。正しいオタクとしては、秋葉原無くして、なにが東京かっ!と、いう信条が働きましたよ。
4時までの私…ゴメン。ちょっくら楽しんでくらあ。

…と、はいえ。なんだか、あまり楽しくなかったかな〜。ちょっと浄化されすぎかもしれません。いつも買っている雑誌を買うのにとどめました。

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23時59分発。このバスが、私を明日へと連れていくタイムマシンです。さようなら今日の私。そして、ありがとう、今日までの旅。