阿武隈急行線の小さな旅

annon2008-04-26

「兜駅」〜徒歩〜「あぶくま駅」〜あぶくま川ライン下り〜「丸森駅
このルートは、駅や雑誌に紹介されているものではありません。むしろ、このルートを歩く人はたぶんいないと思う…。
なんとなく、水の表現を描けるようになるには、水の風景を見ておくのが一番かなあ…と思ったからぶらぶらと歩いてみただけですので。
ってか、どんだけ対人関係引きこもりなんでしょうか、私。何にもない無人駅に降りたってしまいました。この先、人に会うことはあるのでしょうか…むしろタヌキあたりに出会いそうな勢いです。

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福島県との県境にある猿跳岩。花崗岩が数万年かかって浸食され、現在の姿になったものです。昔、猿がこの川の両岸にある岩を飛び跳ねて渡ったという言い伝えがあります。

猿跳岩の対岸にある九瀧神社。キュートなキツネ様が両脇に鎮座しています。この辺は川の両岸が狭く、舟運の難所だったため航行の安全を祈願するため建てられました。

国道349号線の対岸側にあるこの道路は、車の通りもなく人の通りもほとんどなかったです。家から出てきた男の子一人と、道沿いの花を手入れしていたおばあさんに会ったきりでした。

道の途中で出会った大黒天様。この先の眺めが素晴らしかったです。


羽出庭大橋。349号線と、対岸にあるあぶくま駅を結ぶ橋です。ここは結構高い場所にかかっている橋なんですが、欄干が膝のあたりまでしかなく、うっかり近づくとよからぬことを考えてしまいそうで、すごく怖いですよ。

羽出庭大橋を渡ったところにあった、春日神社。

東北の駅100選にも選ばれている、あぶくま駅。といっても駅自体は無人駅です。傍らに立つ伝承館が、あぶくま川ライン下りの受付を兼ねてます。

あぶくま川ライン下り乗船。この船はもともと宴会船で、飲みながら食べながら乗るのが本来の目的だそうです。度重なる川の氾濫のため、花の咲く木(桜とか)が流されてしまい整備もままならず、上流からゴミが流れ、川岸にかかってしまうという船のルートでは、季節によっては見るポイントが少なく、今の季節とかは、新緑には早いし、もちろん紅葉などしているわけでもないので、むしろどんどん飲んで酔っ払ってほしいって船頭さんが言ってましたw
とはいえ、家からは車で来ているので、さすがにアルコールは飲めませんよ〜。

そんなこんなでの小さな旅でした。ブログに乗せた以外でも、川面の写真をたくさん撮っています。まあ、少しは役に立つといいなあ。
あ、そう言えは、今日は全然絵を描いていないや。えへへ。