サナ☆トリ:あとは、寝ちゃえって事。


明日は、元気な姿で会えるといいね。

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新聞の広告にアートセラピーの記事が載っていたんで、ちょいと自分の絵で考えてみた。
今までのパターンだと、実生活がものすごく忙しいほど、絵をパカパカ描いている傾向があります。たぶん、精神的なストレスを絵に写すことで解消しているようなんです。
そう言う意味でも、セラピーとしての効果が高いと言えますね。
じゃあ、どんな点でストレス解消しているというと。

・とりあえず、可愛いモノ好き。
可愛い子、動物など、無意識に和むものを描いて「ほわ〜」とした気分になってる。どちらかというと、庇護欲に近いものを感じているんだと思います。

・完成の区切りをつける。
実生活では、仕事とかなかなか一段落せず、緊張が長い日数続いたりします。でも自分の絵の場合、自分の好きなところで完成とし、区切りを入れることができます。実生活ではなかなか得られない完成の区切りを、絵を終わらせる事で得ているみたいです。

・劣等感を移す。
自分より弱い。自分より不遇な境遇を描くことで、精神的なバランスを得ています。誰しも、自分より弱いもの、不遇なものを見ることで優越感を得たり、自分の立場に安心感を得たりします。私の場合、実際の人を使わず、絵を使います。少々ダークな表現をしているときは…って今まさにソレですがw、不安定さを解消しようとしているのでしょう。

・見られることで自己表現をする。
結局の所、絵なんてもんは、自己内部のよどんだ部分を吐き出している。(キタナイって意味ではなく、表現できずにわだかまっている心…みたいなもの)ある意味隠された性癖のようなモンです。それを見せるってことは、隠しておきたい影をさらけ出す快感を伴います。それは、表現するための技術をもつ人なら、みんな得ているものだとおもいます。

まあ、こんな感じ。
ある程度のスキルが上がってきて、絵に対する満足度のレベルが高くなっているので、上手く描けなくてストレスを感じることもあります。ただ、アートセラピーとして考えると、キレイに上手に描かなければ効果が無い…わけじゃないですね。モダンアートテクニックなんか(絵の具を投げつけるアクションペインティングとか)癇癪起こした子供がイタズラしているようにしか見えませんもん。
だから、上手に見せようと思わないで描くことが重要なのかも知れません。
ものすごくストレスたまったら、藁半紙にでもゴチャゴチャ描いて、破って丸めてゴミ箱にフリースローして、上手く入ったら寝てしまう。その中で、少し自分が和むような作品ができたら、丸めた皺を伸ばしてキレイに取っておけばいい。アートセラピーって、そんなモンじゃないかなあ。