郡山市立美術館

annon2008-06-11

第17回青木繁記念大賞公募展

 久留米市に生まれた青木繁は、その短くも劇的な生涯にふさわしく、輝く才能を発揮して近代洋画壇において決して忘れることのできない明治浪漫主義の一つの頂点を示しました。この青木繁記念大賞公募展は、青木繁の作品が明治という時代に与えた驚きや感動と同じように、現在の洋画界を震撼させるような鮮烈な感覚の作品を求めています。
・パンフレットより

今回の出典作品数、628作家919点。その中から14点の入賞作品と67の入選作品を展示しています。大判の作品が一同に並ぶ様は壮観で、それぞれに作者さんの個性が光り、画一的になりがちな企画展の中でも、見ている者を飽きさせないというところが、この公募展の強みでしょう。

いくつか気になった作品を、また勝手にイメージ化してみました。


今村綾さんの作品「afresh」を勝手にイメージ

はね回るように並ぶ光の輪たち。暗闇に浮かび上がる輪郭は、美しく、とても目を惹きます。無機質な、感情の込めようのない光は、見る者の感情誘導をせず、素直な感想を導き出します。ただ、キレイな。まるで花火を見ているような感じでした。

      • -

桑畑秦三さんの作品「psychology human」を勝手にイメージ

こ、これは、置いてあった場所が良すぎ!だってこの顔の前は通路になっていて、絵の正面になんも無いんだもん。どんなに離れたって、見られている感じするし。なんか、口からレーザーとか出そうだし。


とまあ、こんな感じでした。結構トンがった作品が多く、なごみ系や可愛い系は少ないなあ…という感想です。
まあ、なごみや可愛い系は、ちょうど美術館の庭で小学生の一団が昼食を取っていたので、そこから頂きました。美術館を出た瞬間、ほほえましい気持ちになって、作品の感想が一部トンでしまいましたが。(笑)

あ、そう言えば、今回カメラを持ってくるのを忘れてしもた。

                    • -

ドイツパン工房ハルツ
安達郡本宮町仲町

帰り道、パン屋さんでライ麦パンと、ドイツコッペをおみやげに買ってきました。