TOTO小倉第一工場、TOTO歴史館
ながーせながせ、ながーせながせ、で行ってくるぜ〜。
オタブログなのに、年に1回くらいトイレネタをしますがどうかよろしゅ〜に。
九州は小倉に、日本に衛生陶器を普及させるために生まれた東洋陶器。現TOTO。
その工場内を巡る見学コースと、TOTO歴史資料館を見て回ります。
最初の成形以外はほとんど手作業でした。鋳物のように1回の原料注入で製品を作るのではなく、上下のパーツに分けて成形し、濃いめに溶いた原料を接着剤にして貼り合わせて作っていきます。その一つ一つが職人の技でできあがっています。
水で濡らしたスポンジ、砥石、あとは自分の手の感触だけで表面を仕上げていく様は、工芸品の工房を見ているようです。
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トイレってどうやって作るの?
全国から集めた陶器用の岩を細かく砕き、水と混ぜ合わせて泥水のようなものを作ります。これを「泥しょう」といいます。型に「泥しょう」を注ぎ込みます。
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型の中が「泥しょう」でいっぱいになったら、ふたをし、上から圧力をかけます。型の表面には水を通す細かい穴が開いており、水分が徐々に型の外側に逃げることによって固まっていきます。
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固まるのは表面だけなので、中心に残ったドロドロのままの「泥しょう」を吸い取ります。
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型を分割して、完成。
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上の作り方だと、あまり複雑な形は作れません。ご存知のとおり、便器には水の通り道、汚水の通り道があります。それを型だけで作るのは不可能。ではどうするか?
簡単、何個もパーツを作って、接着してやればよいのです。パーツとパーツの接着には、「泥しょう」を使います。合わせ目に「泥しょう」をチューブで塗り、貼り合わせます。この作業は、パーツ本体が重いのと、正確さを必要とするので2人で行います。
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接着したパーツの合わせ目、はみ出した「泥しょう」は、水で湿らせたスポンジや砥石で削り流します。きれいな曲線、合わせ目のない表面を作り上げたら十分乾燥させ、焼入れを行います。
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TOTO歴史館
衛生陶器、蛇口などの金属部品メーカーとして、長い歴史を歩んできたTOTOが生み出した数々の製品を見せてくれる博物館。実際の便器や蛇口類は、形や機能、その当時必要だったものがわかり、人の生活とともに歩んできた文化を感じます。
とはいえ…。
多っ!!
前に福島で行われたトイレ博でも、ここの展示物が並べられたんですが、数が断然違います。その当時の技術や好み、生活スタイルで徐々に形が変化しているのはわかりますが、こうも種類があると、クラクラしそうです。