羽後町へ

annon2009-07-29

いよいよ、秋田で一番「はじまっている」町、羽後町へ向かう訳ですが、かがり美少女イラストコンテストは終わっているし、西馬音内盆踊りはもうちょっと先という、かなり中途半端な日程。平日なんで、中を見学できる施設がどれだけあるかも未知数。はい。いつもながらの行き当たりばったりの旅になりそうです。

朝4時。出発します。全行程237キロメートルの車での移動になります。すべて下道です。ETCなんぞ付けてませんから高速道路は使わない方向で。

10時30分、とりあえず羽後町はスルーして、鈴木家住宅へ。途中例の、江草天仁さんと竜騎士07さんの共作で作られた鈴木家住宅の立て看板に遭遇。と言うより、第一の目的がこの看板。あ〜でも、これはありかなあ。
わざわざ車を停めて写真を撮りました。だって撮るのが目的だし。

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鈴木家住宅

ほんとに何のことない田舎道を3分ほど走ると、目の前に、それっぽい。思いっきり茅葺きが整えられている民家が現れてきます。すごく、大きいです。

専用の駐車場が見あたらなかったので、車を敷地内に突っ込んで、とりあえず写真でも〜と思って降りてみたら、家のお嫁さんが出てきてくれて「中見ていきますか〜」といってもらえました。車が入ってきた音で分かったみたい。ついでに赤ちゃんを起こしちゃったみたいで、みんなで見学することに。
「この玄関まわりは建てられて300年くらいで〜」
ち、ちょっと、のっけから凄い数字が出てきたぞっ!

鈴木家は源義経の郎党、鈴木三郎重家を祖として、800年以上の歴史を有し、江戸時代は肝煎役を務め、苗字帯刀を許され、飯沢の大半を占める地主でした。
・パンフレットより


本来なら、見学できる日は決まっているのですが、鈴木家には所有者とその家族の皆さんが住んでいると言うことなので、在宅の時には、こうやって案内してくれるそうです。ちなみに現当主さんは鈴木杢之助重廣さんで、46代目になるそうです。
鈴木という姓は全てここから発祥しているそうです。苗字を名乗ることを許されたとき、庭先がススキ野原だったので、ススキが訛って鈴木になったそうですよ。
家の中の調度品、お皿や、掛け軸なんかも展示され、見ることが出来ます。「この皿が億で〜、お嫁に来たばかりの頃、片手で持ってたら怒られた」とか。そりゃ〜怒られるよなあ〜。

家より古い槍も見せて貰えたんですが、ものすごい価値らしいんですが、磨くと価値が落ちるとのことなのでホコリをかぶったまま展示してあるそう。なんか、文化財の価値が間違っているような気がするなあ〜ホコリや汚れも歴史の一部ってことなんですかねぇ。

太鼓をたたいてご満悦の第47代目予定の当主サマw

江草天仁さんや、しろさんの色紙があったり…。

さりげなくスティックポスターが並べられていたり。
最近はスティックポスター目当てで来るお客さんも多いそうで、入っていきなり「スティックポスターありますかっ!」って人も。オタクの皆さん、自重しょうよ〜。

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七曲峠を上昇中。

つい頭文字Dばりに、口でw効果音を入れながら走ってみる。見晴らしの良い場所で写真を撮ってみたりするんですが…曇ってます。ガスかかってます。う〜む。
そのまま、西の茅葺き民家群を目指してみる。
こっちにあるのは、けっこう使い込まれた年期のある民家ばかり。それでも結構残っているモノなんですねぇ。うちの地元もそれなりに田舎だけど、こんなに茅葺き民家は残っていないからなあ。

一通り見たら町に戻ってみる。なんだか、だんだん雨脚が悪くなってきた…。

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町役場の駐車場に車を停めて、徒歩で中心部に向かってみる。
この時点で3時近いのですが、お昼ご飯がまだだったので、オウザン・デ・イマン・カフェにいったら。
「本日の営業は終了しました」
…。
ふ、ふん。あんたのためなんかで、わざわざ来た訳じゃないんだからねっ(ツンデレ
なら弥助そばにいって名物の「ひやがけそば」を食べようとしたら…
「本日分は完売しました」
…。
ふ、ふん、あんたなんかの(ry
なんか他のお蕎麦屋さんも昼の分が終わってたりしてます。平日なんてこんなモンか?みなさん、羽後町でお昼を食べたいときは、早めにお店に入った方がいいみたいですよ

町中のお店、ディスプレイやガラス窓にフツーにスティックポスターが並べて貼ってあります。絵師さんによっては、かなりはっちゃけたポーズのイラストもあったりするんですが、フツーに受け入れられているんですね〜。むしろ、私の方が後ろめたい気分になってしまいました。オタクが好むイラストに対する世間の目って、案外こんなものなのかもしれませんね。

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西馬音内盆踊り会館見学

美少女イラストコンテストでも題材にされる西馬音内盆踊りを紹介している施設。着物の展示や人形、映像作品の放映など。

手つきがかなり独特。それに柏手を打たないんですね。私の地元では、踊りの一巡に必ず手を打つ場面があるんですが…。とはいえ、ほかの地方の盆踊りを体験する機会なんて、あんまりないからなあ。
しかし、編み笠で顔をすっぽり覆ったり、ひこさ頭巾というまるで秘密結社の覆面みたいな頭巾をかぶったりと、顔が見れない格好をするんですねぇ。これ、きっちりとイラストにすると美少女である必要すらないワナだなあ。

若い娘さんに踊り教えたらふんどしをお礼に貰って、嫁さんに自慢したら横っ面はりたおされた…。歌詞の一部にそんな記載があったんですが、おバカというか、エロいっていうか。

こちらでもさりげなく入り口のわきにスティックポスターが。

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おみやげ・おもちゃの専門店ながや訪問。

これが噂のカオスながやさんですかっ!未だかつて店の名前がプリントされた痛Tシャツを売っているお土産屋さんは見たことがありませんっ!
でも、フツーに会社に持って行くお土産買った。ついでに50円で売っていたソフトプレーンも。懐かしいなあ地元の駄菓子屋さんにも売ってたよ。薄いスチロールのボディと翼の組立飛行機。
地元の小学生とかもフツーに遊びにきてました。これはこれで、良い雰囲気なんだなあ。
萌え系のおみやげは…まあ、また明日もあることだし、普通にお菓子のおみやげ買った。まあ、社会人ですし〜。

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ミケーネ来店

さすがにマンガ本の品ぞろえが豊富…というか割と偏っているような…。ぎっしり詰めすぎで、取った本が上手く元の位置に戻りません。(ゴメンナサイ)
いつもの調子で買い物してたら結構な量になって、会計の時拝まれたw
とりあえずスティックポスターも過去作品も含め1種類ずつ買ってみた。
あとでよく見たら、POPさんが描いた観光マップ「うごいすMAP」と、初音ミクでおなじみのKEIさんがイラストを描いたレジ袋が買った本の数だけ入ってましたよ。
県南一良く当たるたこルカ自販機にも挑戦…が、残念ながら外れ。

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川原田館到着。
靴箱の上に、POPさんの色紙がっ!も、もしかして、「うごいすMAP」協賛店には全部色紙があるのかっ!?

宿の女将さんと、何故か地元自慢合戦。まあ、こちらが一方的に福島の自慢してましたが。秋田にまで来て何してるんだろう〜。
激うまのご飯にビールでお腹が満足なので、すぐ寝てしまいましたわ。
明日に続きますよ〜。