現代萌衛星図鑑

中秋の名月でございますね。こんな夜は、あの月まで旅を続けた衛星を思い出します。
そんなわけで、現代萌衛星図鑑なのですよっ！

いやあ、擬人化ＨＴＶを描いているときに、ピクシブのタグとかでなんとなく目に付いていたので気になっていたんですが、とうとう買ってしまいました。
この本、衛星自体は可愛い女の子って擬人化のセオリーを踏んでいますが、気象衛星ひまわりから、月周回衛星かぐやまでの、それぞれの衛星のデータを元に生い立ちや、仕事振りを紹介していて、日本が今までどのような衛星を運用していたのか、それは成功だったのか失敗だったのか、苦労した点、役に立っている点をきちんと紹介されています。
ただねぇ。

かぐやは月に還ってしまっているのですよぉぉぉっ！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)゜｡ｳｧｧｧﾝ

月周回衛星「かぐや(SELENE)」の月面落下日時・場所について
このたび「かぐや(SELENE)」は、制御落下により予定通りに月の表面に落下させ、「かぐや」の運用は全て完了致しました。
軌道解析に基づく落下時間、及び落下位置は以下の通りです。
落下日時：平成２１年６月１１日　午前３時２５分頃（日本標準時）
落下場所：東経80.4度、南緯65.5度付近
・丸の内、ＪＡＸＡｉでもらったパンフレットより

そもそも永遠に使い続けられる衛星はありませんし、ものすごく過酷な場所で仕事をしているわけで、通常の観測機器よりははるかに短い寿命なのですよね…。
なまじ擬人化しているだけに、へんな感情移入してしまって、なんか泣きそうですよっ。
そういう意味では、ほんと罪な本ですねぇ。