東日本大震災ネタで同人誌描きました

東日本大震災絵本

「んじゃないまだない」
ディーエルサイトコムにて販売中
http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ171682.html

東日本大震災、未曾有の災害のあと、海のそこにはたくさんの、さまよう魂たちがうずくまっています。
人魚さんたちは、そんな魂を「星を巡る船」に乗せるため海中を探し回ります。ほら今日も男の子が海のそこに座っています。
「星を巡る船」たくさんの魂が一度に失われたときに出航する楽園行きの船。魂たちはその出発に間に合うのでしょうか。

コミケ販売時には福島弁「ふぐすまべん」表記でしたが、今回新しく標準語バージョンを追加しています。

見開き10ページ(+標準語バージョン10ページ) 絵本作品になります。

もともとはコミックマーケットで頒布した絵本。東日本大震災からすぐに描いたもので、海に流された方々と、それを見送ることしかできないご遺族の方々の心情を思って描いたものです。ピクシブ版にて公開していますが、発刊したものは福島弁(ふぐすまべん)で描かれていましたが、製作途中で用意していた標準語バージョンを同時収録しています。

当時、売り上げの一部をラジオ福島に募金しましたし、ツイッターのフォロアーさんのご縁で、白河で行われたイベントに、プレゼント商品として使っていただいたりしていました。

作風としては、当時心酔してた、「たむらしげる」さんの画風にものすごく影響を受けてます。

クジラの跳躍 [DVD] バンダイビジュアル http://www.amazon.co.jp/dp/B00005EDI0/ref=cm_sw_r_tw_dp_zUjUwb0Z3PA85

東日本大震災もあり、おおきな津波の被害もあり、東京電力福島第一原子力発電所の事故もあり、そんな悠長に絵本描いている場合じゃないだろう!っていろいろ怒られるかなっても思いましたが、よく考えたら、私福島在住じゃん。文句があるなら、福島住んでから言えよ!ってくらいの気持ちで、その当時絵を量産してました。

本を読んで、少しでも哀悼の気持ちがあることを汲み取ってもらえれば幸いです。