欠損ＢＡＲ ブッシュドノエル
昨日の深夜。噂になってた「欠損ＢＡＲ、ブッシュ・ド・ノエル」に行ってきました。
今回はホームグラウンドの歌舞伎町のお店とは違い、今回だけ貸し切りにしたカラオケバー。ホームグラウンドは７人も入ればいっぱいだそうだけど、今回のお店は１５人が入れる広さでした。コの字がたのテーブルに１０人、カウンター席に５人
後天性で右手を失った琴音さん。セーター生地のトップと緑のスカート。飲食業経験あり
肘から５ｃｍくらいのところで切断されており、機械義手（能動義手）とシリコン製で人間の腕をそっくり模倣した質感をもつ義手を用途に合わせて使い分けてる
ダンプカーとケンカして（笑っていいのかわからないけど持ちネタらしいｗ）右足を失った幸子さん 甘ロリ系のフリフリファッション。膝上からの切断で、人工関節付きの義足。表面はシリコンの飾りボディでおおわれており、機械的な印象は受けない。ストッキングのような（ストッキングかな？）素材でおおわれているので、スカートの外からはほとんどわからない。
先天性で生まれつき右手がない「ほあん」さん。紫のメイドカフェ店員さんのような恰好。もともとの所属ではなくて、ネットで見てお手伝いをしてみたくて電凸したらしい。
私自身、メイドカフェみたいな場所に入ったことないんですけど、雰囲気はあんな感じなのかな？
お店の準備で忙しかった琴音さんと幸子さんがカウンターの奥で準備していたとき、ほあんさんがこちらに来ていたけど、なんだかぱにくってウロウロ。「まあ、いいから座って座って」と声をかけたくなるほど慌ててました。出だしから不思議な空間ｗ
「お飲み物をお持ちしますか」って聞いてくるけど、カウンターの隅に引っ込んでから出てきて「すみませんなにができるかわからないんです」「マテ」
「じゃあビールで」って聞かれると、またカウンターの隅に引っ込んでからでてきて「すみませんビールはないんです」「マテ」
……
くそう萌えキャラだなっ！
一番端に座ってた方の「梅酒」って言葉に、何頼んでいいかわからないその周辺の男性陣は「じゃあ梅酒」となぜか空前の梅酒ブームをつくってました。
今回はカレーも食べれるという事で、ほぼ全員がカレーを注文
ほあんさんがカウンターに向かって、琴音さんと幸子さんがお相手。琴音さんがテーブル南側の男性陣を中心に、幸子さんがテーブル北側の女性陣を中心に接待。
それぞれの話が始まるんだけど、北側にいる幸子さんがなかなかこちらに来ないものだから「幸子さんはー？」の声に、「じゃあこれ」と
義足を外して渡されるという不思議な接待
お、俺はいま女の子の足を触っている。というか持ち上げている。
いや、いろいろ間違ってないかコレｗｗ
そんななか、義手の琴音さんも自分の義手外してテーブルの上に置くものだから、
お酒、カレー、義手義足がテーブルに同時に乗るという不思議空間が生まれました。
私自身、１度目だったし、適当にお酒も入っていたから、なんか上手く話できずに、義手義足の専門的な話ばかりしてたなーとかちょっと反省してみたり
義足といえども、荷物を持つときは引っ掛かりをつけるために着けていた方が楽だとか、
健常側の手より義手側の手を小さくすると目立たなくていいとか。
義手は失わなかった方の手を参考に作るんではなくて、義手専門の手タレントがいて、その人のサイズで作っているとか。
体重の変化で、義手のソケット部分が緩くなってしまい、痩せるのも不便なことがあるとか…。
つかオレ、義手の話しかしてないやん！！
なんかこー、もっとさ、あいては女の子なんだからさ、もう少し言いようがあるってもんだろう。これだから女性経験のないオタクは…
女の子達には関係ないけど、たまたま隣に座った人が、欠損系の同人作家（！）つかそれも、なんだそれｗ
そのＲＲさんは、自分の原稿を持ち込んで、前回今回とアドバイスをもらっていたようで、うらやましいというか、そんなら私も自分の同人誌持って来ればよかったじゃん！！
なんか舞い上がってしまって、うまく話しのタイミングがつかめず…だまってしまうというより、上手く話せないから逆にマシンガントークになるというオタクらしいサガを自分でも気づいてしまい、反省しきり。
次回（来月末だそうですが）はちょっといけないので、４月以降にはもう一度参加してみたいですね。今度は女の子を相手に普通に会話できるような男になります。女の子を前にメカフェチ前回で話しているみたいでとても恥ずかしかったー
欠損があるからといって、奇異な目で見る必要もなく、それを身に着けている子は、どこにでもいる普通の女の子でした。まあ、たしかに自分の腕や足を切り離して、相手に見せてあげられる女の子は希少だとおもいますが、体の特徴について悩むのは障害者も健常者も一緒。「足が義足だから走れない」と「１００メートル走がめちゃくちゃ遅い」は同じ悩みだと思うし、「義手だから」不器用と「ちゃんとした腕が付いていながら」不器用は同じ問題だと思うんですよね。彼女たちは、義手や義足をきちんとアイデンティティに消化してますし、自分の強みにもしている…とても可愛らしいけどとても強い子たちなんだな。と思ったのです
※思い出したら追記するかも
