もしタイムマシンがあったなら。

今日の精神科リハビリで、もしタイムマシンがあったらって話が合ったのですが、それについてちょっと堀げてみたくなったのです。

もしタイムマシンがあったら
未来に行って自分の将来を知りたい?
過去にいって、過去の自分に助言したい?

■未来に言った場合。
この場合の前提は、見てしまった、これから起こる未来の事案は、なにをしても変えられない事です。

もちろん、現実を知ることになります。その現実は安心感かもしれませんし絶望感かもしれません。仕事、老後、介護、誰がいつ亡くなるのか、自分がいつ亡くなるのか。善人でいるのか、悪人であるのか。すべて知ることができます。まっとうな人生を歩んで安穏と生きて死んでいくかもしれません。犯罪者になって、残りの人生を刑務所の中で過ごしているかもしれません。
全部知ることができます。

しかし、その事実を変えることはもうできません。
未来の事実に向かって、何かアクションを起こそうとしても、必ず修正が入ります。

未来に行きたいですか?


■過去に行った場合。
この場合の前提は、過去を変えてしまったために、今までの記憶のすべてを失ってしまう事です。

例えば、高校生の自分に、自分の就職先が倒産すると伝えたとします。
その時点で高校生の自分は、何らかの修正を試みるでしょう。就職先を変更したり、より上の学歴を目指したり。
しかし、その時点で、あなたは消去されます。当然ですよね。歩んでいる未来が変わってしまうのですから。つまり、今の自分との比較は2度とできません。

修正したい失敗もあるでしょう。選択をミスった学歴、職歴もあるでしょう。女性問題、お金の使いどころ。直したい場所はいっぱいあるでしょう。
でも、選択をし直した場合。今までの選択をした今現在の自分と、過去に選択を変えた自分は違っています。記憶は持ち越せません。
変更した就職先が倒産する可能性もあるでしょう。大学に行ったとして、ろくな就職先が無かったりするかもしれないでしょう。まっとうな人生を送って、幸せな家庭を営んで安らかに死んでいくかもしれません。
犯罪者となって、一生刑務所暮らしをしているという過去からの選択もあり得ます。
しかし、今の自分より良いか悪いかの判断はできません。

過去に行きたいですか?


あなたなら、どっち?

どっちを選んでも、あなたはもう2度と選べない